迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

あどランアーカイブ 番外編(ウマが合う二人)

昨日(てか、今日の早朝)の“らじゼミ”で、なにげに努兄は“スポーツ実況”の話をしていた。で、競馬について触れてたが、なにげに薫兄の事を誉めてあげようと言葉を探しながら、キッチリ美藤アナに“ダメ出し”しておりました。(本当は、KTVの馬場アナに対する“ダメ出し”だろうけど…。)
実は努兄と薫兄は、“あどりぶランド”の中でもコンビを組む機会があって、その度に互いを庇う様に番組をやってた記憶がある。特に傑作なのが、“水戸光国”収録時のエピソードで、先に収録を終えた努兄が、公衆電話(この当時は携帯電話なんて、ごく一部の人しか持ってない。)で京都競馬場にいる美藤アナに電話中の薫兄を見かけて、様子を見てたらしい。で、どうも話の内容から、頼んでた馬券が当たってたらしく、ちょっと浮かれてた。で、途中で努兄がいるのに薫兄が気付いたらしく、その後一緒に浮かれてたそうな。(この様子は、“あどラン本”2冊目に、当時の写真付きで掲載されてます。)

この二人が絡む時、なぜか視聴率が安定するらしく、スタッフとしてはどうしても、この“コンビ”での登場機会を増やしてやろうと画策していたらしい。が、当時は競馬実況を専門としていたアナは薫兄だけだった事と、栗東トレセンでの早朝取材(当時は、木曜早朝の追い切りがメインだった。ちなみに、現在は“水曜追い切り”が一般的。)の兼ね合い上、収録&放送日の水曜日の夜は、千里丘スタジオ(当時は、千里丘放送センターのTV用Aスタが収録スタジオだった。茶屋町“移住”後は、ギャラクシーホールで収録してた。)にいる事なんて、殆どできなかった。また、企画の段階で、この当時の薫兄自身、“バラエティーは苦手だから…”と言って“逃げ回ってた”事もあって、なかなか実現しなかった。
そんな中で、この“奇蹟のコンビ”が後々“武勇伝”となる企画で話題を作ったのだ。それが“邦楽とセッション”なる、実験ネタである。たまたま努兄と仕事を一緒にやった事がある鼓奏者に話を持ち掛け、出演に関してOKが出たのを受けてやった企画なのだが、高村アナの平家物語の朗読(これは何となく普通に聴ける)と高梨アナのニュース(あまりにもタイミング良く鼓が入るんで、ある意味“ギャグ”扱いされた!!)はともかく、白熱したのが薫兄のミスターシービー菊花賞“再現実況”である。
実際薫兄は、ビデオで写し出されたミスターシービーを目で追いながら実況してる訳だが、和笛と鼓の音が“風”を生み、薫兄の声が“馬の動き”を鮮明に描き、画面上には薫兄のアップや奏者の映像だけ(チラっと、ミスターシービー菊花賞も映ったが…)なのに、耳で聴くだけだと完全に、その当時の京都競馬場へ誘っていた。(実は特番等の総集編だと、この場面しかリプレイされない。)
薫兄は“あどラン”の最終回の時、『できれば自分が還暦を迎えた時に、もう一度ホノルルマラソンの特集を組んで、その時の勇姿を見せたかった』と感想を述べた。それは努兄に対する(番組企画がきっかけとはいえ)フルマラソンへのチャレンジを叶えてくれた事に関しての“感謝”の気持ちだったのだろう。努兄もその点はよく理解してたのか、薫兄の“我侭”に関しては寛大だった。だからこそ、自分の担当している番組を通じで、“定年祝いの言葉”の代わりに、話題の中で取り上げたのがと思う。
(それにしても、なにげに今月は“薫兄特集”やってるなぁ、オイラ。)