迷馬の隠れ家 はてな本館

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“教学試験”って何?

ここんとこ、アクセス解析を見ていると、やたら“青年教学1級試験”に関するアクセスが相次いでいる様である。(ナカーー^^人^^ーーマ)
ま、“教学”というのはどの宗教団体にも付きモノであり、特に創価学会の場合は、“御書”を中心とした教学に関して重点的に勉強する機会が多く、その“腕試し”として定期的に“教学試験”が行われる訳である。本来なら“哲学独り言”の項目で説明した方が理解しやすいんではないかとは思うが、昨日あたりから(“2ちゃんねる”のニュース系のスレッドにリンクが張られてあったらしく)ねらーによると思われる爆撃の痕跡(一時的にアクセス数が増える事)があるんで、解説を兼ねてこのジャンルでのネタとして公表しておこう。

さっきも書いたが、どんな宗教にもそれぞれの教典や先人達の哲学を基盤とした“教学”がある。但し、それに関する試験や専門的な知識を勉強する資格は、ごく限られた信徒(僧侶・牧師志願者)のみであることが多い。しかし、こういった知識は、本来なら信徒(在家・出家関係なく)全員が学ぶべきであり、それらの教えを正しく“広宣流布”(こうせんるふ:多くの人々に信仰を広め流す)することが信徒にとっての最大の使命である。よって、創価学会の場合は、高校生以上になると必ず(といっても良い程)一度はこの“教学試験”を経験する訳である。
最初に受ける試験が、“任用試験”ってヤツで、コレは今後こういった教学試験を受ける人なら、必ず合格しないと恥ずかしい“基礎知識”部門の試験である。創価学会および日蓮に関する簡単な歴史背景と、“御書”に関する初歩的な知識を問われる事が多いが、ポイントは言葉の意味より、その言葉に対峙する事柄を聞かれる事が多いんで、ある意味暗記問題が多い。しかし、コレが青年教学1級試験となると、深い意味や“御書”を表した背景と大意、さらには引用文(教典や参考文献)などを答えなければならないので、暗記だけで合格できる様な試験ではない。言い方を変えると、末寺の住職が知っていそうな教義に関する事柄を、在家信者が聖職者の専門用語と格闘しながら、習得してるかどうかを確かめる試験なのだ。(つまりこの試験を合格すると、それくらいのレベルの知識があると言って良い。)
他の宗教団体のこういった試験に関しては、オイラは“学会一筋”なんで知らないが、おそらく同じ様なモノはあると思う。ただ、こういった知識だけで身に付けても、自分が所属する宗教が広宣流布できる程、簡単なモンではではないのが現実なんだけど…。