迷馬の隠れ家 はてな本館

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馬ぐるみ今昔物語

今や競馬場の“定番アイテム”な馬ぐるみだが、そもそもは競馬にファンンシーなぬいぐるみなど、場違いなアイテムであったのは言うまでもない。しかし、女性の競馬ファンが増えたのと、オグリキャップ以降の競馬人気がその需要を築いたのは、いうまでもない。

オイラが記憶してる範疇で一番古い馬ぐるみ(競走馬限定)は、映画“優駿”の中で物語の核となる競走馬、オラシオンの馬ぐるみである。ただしこれは、正式な競走馬としてではなく、あくまで“映画グッズ”の扱いであり、競馬場では売ってなかったハズである。
競馬場で正式なグッズとして最初に発売されたのは、やはりオグリキャップであり、これに追随したのがタマモクロスサッカーボーイである。以後、イナリワンアイネスフウジンが発売されたが、その後アバンティー製の馬ぐるみは一時、姿を消す事になる。(前任の社長の脱税による自粛)この時に別の玩具メーカーからヤエノムテキスーパークリークの馬ぐるみが出たのだが、これはさすがに玩具店以外で見かける事はなく、しかも空前の“オグリブーム”だった事もあって、いつの間にか姿を消した。
経営陣が刷新し、再びアバンティーイソノルーブルトウカイテイオーを制作し発売する様になると、これ以降競馬場の売店で馬ぐるみは“定番”となっていったのである。ただ、この当時はまだ専門のグッズ売り場がなかったため、急遽各競馬場のPRコーナーでの発売となったんだが、G1時は窓口が混むため、店舗の空きスペースなどに専用のブースを設ける様になった。そして現在では主要な競馬場(阪神・京都・東京・中山)では“ターフィーショップ”という名称のグッズ専門の売店が常設される様になり、プラザエクウス渋谷やGate J.でも馬ぐるみを販売する様になったのである。
“オグリブーム”の頃、ゲーセンのクレーンゲームでも、オグリキャップ関連のプライス(景品)が登場する様になる。定番の馬ぐるみのミニ版や限定版シリーズ(ダートG1とか牝馬限定など)は当然だが、面白いトコではゴルフのクラブヘッドカバー(パペットにもなる)や電子オルゴールが仕込んであるヤツ、さらにはタオルハンガーやティッシュカバーなんてのもあった。
最近でこそ、競馬場や北海道の日高地方のドライブインぐらいでしか見かけなくなったとはいえ、ファンのニーズは根強いらしく、今でもメーカーは対応に追われてるらしい。今日はカネヒキリフェブラリーステークスを勝ったモンだから、おそらく新登場したばっかりのカネヒキリ馬ぐるみは、東京競馬場を中心に品薄状態になっているのではと思われる。予定では、この春までにエアメサイヤハーツクライも発売予定なんで、しばらく売り場は混乱しそうです。