団体旅行が苦手なら、参加するな!!

今日、“行列が出来る法律事務所”の再放送を見ていたら、ある老夫婦の我が侭のせいで、せっかくの北海道旅行が台無しになった件で、慰謝料(ツアー代金)は請求できるかというのをやってた。結果は残念ながら、請求できない(それくらい我慢せい)とのこと。
しかし、内容をオイラなりに分析したら、企画を立てた旅行会社に対して迷惑行為をしたのは明白である。てのも団体旅行の場合、どのパンフレットを見ても定番の観光スポットは巡る訳だし、ツアー客に対してサービスを提供する際に、価格帯に似合うサービス程度しかできないのは、当たり前である。いわんや、海外と日本の違いが判んない輩は、国内旅行なんて不向きである。

オイラもどちらかというと、団体旅行は苦手な方で、それ故に“フリープラン”と銘打ってる旅行会社の企画に対して、それよりも安価で確実な“個人旅行”を自分で実践している。団体旅行の何がイヤかといえば、まずは“時間制限”があったり、“オプションツアー”なる追加料金が必要な企画が現地で用意してあったり、なんと言っても目的地までの移動が(大概の場合)バスであるという事。
オイラは幼少期の頃から、実は観光(貸切チャーター)バスが苦手で、特に幼児期はバスに乗る度にゲロってました。(苦笑)今でも、ローカル路線バスはともかく、夜間高速バスや空港ジムジンバスは、移動手段から“削除”してます。
しかも、“我が人生＝イジメられ歴”という“疑心暗鬼”人間ですんで、団体行動は大の苦手。百歩譲って、交通機関を利用するための“時間制限”だけは守れるんだが、それ以外はダメなんで、ツアー観光なんて、短大卒業してから一度も参加してません。まして、あらゆる観光地を訪ね回って慣れている旅行者にとって、今更団体ツアーなんて参加する気にもなれません。(いやホンマは、羨ましいと思う事もあるんだが…)
今回のケースだと、いくら旅慣れた老夫婦といえど、海外の風景と日本の風景を比較するのは間違いであり、あくまでツアー参加者の大半は、“初めての北海道”というケース。今までの旅行経験と比較して、楽しみにしていた他の客に苦言を言うのは明らかに“マナー違反”です。そういう人は、ツアーオプションや別料金によるサービスを受けるべきであり、他の客と“同伴”する必要はありません。(こういうツアーには、大概そういうサービスも用意してあるんだが…。)
団体旅行というのは、同じ行程を参加した客同士のコミュニケーションをはかるのが目的であり、個人の旅自慢をする場ではありません。団体の中で“孤立”するのがイヤなら、話を合わせてやるのが経験者の“心得”であり、トラブル回避のために団体旅行の参加を“辞退”するのもひとつの考え方です。シンプルに“旅”を楽しみたいのなら、自分で計画をたて、行動するのが一番であり、旅行会社の企画するツアーに参加しないのが賢明です。しかし、今まで行った事のない場所に行くのに、経験がないのは不安なモノ。それで参加したのであれば、まわりの“空気”を読む事も大事。団体旅行ではトラブルも付きモノですが、自分がその“主役”にならない様、配慮するのが最低限のマナーです。