迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

なぜ、内容がつまらない番組が増えたか?

2ちゃんねる”でもたびたび議論(?)されてる事ではあるが、カテゴリー通りに“オジアナヲタク”の立場から、オイラなりに感じた番組内容が“つまらなくなった”事について、いくつか挙げておこうと思う。
最近、オイラはあんましTVを見なくなったし、ラジオも(“らじゼミ”放送終了後は)CRKの番組(それもごく一部だけ)しか聞かなくなった。まして、新聞のTV欄を見ても魅力ある様な番組が皆無なのに、見てても退屈すぎて、思わずザッピング(チャンネルをコロコロ変えて見る行為)してしまう程である。もちろん、気に入って見ている番組はあることはあるんだが、それですら“まともに見ていられる”という程度で、面白いから見てるって感じじゃない。ラジオの場合はもっとヒドく、改編の度につまらないパーソナリティーにチェンジしてる様に思えて仕方がない。

つまり、それだけ分“にわかタレント”は増えたが、プロ意識の高い“職人タレント”が視聴率やリスナーポイントという“数字の魔力”によって“廃除”された影響がある様に思える。つまり、放送局が人件費を減らす為に、アナウンサーを自分トコで“育成”していないのです。
かつての局アナ(放送局に籍を置くアナ達の総称。一部を除き、ああ見えても一応は放送局の“社員”である。)は、その声や話し方ひとつで所属する放送局のイメージや出演している番組での役割等がハッキリとわかる人達が多かった。しかし、最近の若手・中堅のアナ達は、そこいらへんのボーダーがない。本来、局アナは“動く放送局の看板”であった。故に、どんな番組を担当したとしても、“自分+局のイメージ”を重視して、番組の進行に徹してきた。しかし、収入財源が乏しく必要人員ギリギリで切り盛りしている地方ラジオ局はともかく、在京(東京)TV局のアナ達は、どこをどう勘違いしてるんか、ヘンなトコで個性を出しすぎて、オイラは見ていてイライラしっぱなしです。
コレは何も局アナに限らずタレントでもいえた話で、出演するメンバーが固定されすぎてて、ドコのチャンネルでも同じタレントしか出演していない様な状況が多々見かけます。それだけ、魅力のあるタレントが減った証拠であり、スポンサー企業も放送局と一緒になってタレントを育てようという気がありません。
民放だからCMだらけになるのは仕方がないですが、スポンサー企業が番組を“買う”のではなく“作る”という感覚になってもらわないと、いい番組が作れない様な気がします。当然ですが、それは出演するタレントや局アナを“育成する”という行為であり、本来は“放送文化への貢献”としての一環であります。つまり、どんな芸でも腕を磨く場を与えてこそ“スポンサー”なのであり、性格が気にくわないとか、行儀が悪いとかの理由だけで“打ち切る”のは、本来なら企業として“人材を育成する気がない”と見なされてもおかしくないのです。しかし、“スポンサー=お客様”という価値観のもとでは、スポンサーのご機嫌取りで躍起になり、タレントの態度ひとつで“降板”を申し出るという事態が多々見られます。
忘れてはいけないのは、いい番組作りに必要なのは、放送したい番組に似合う人材を作る“環境”であって、その為のスポンサーでなくてはいけないということ。言い方を変えれば、企業のCMをする為“だけ”に番組を利用するのではなく、番組制作に(資金面で)関わることで企業イメージを上げることができると信ずることです。そういう意味では、ラジオCMに創価学会聖教新聞のCMが増えたのは、他のスポンサー企業に対する、民放や広告会社からの“皮肉”なのかもしれません。(苦笑)