迷馬の隠れ家 はてな本館

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長寿番組が“長寿”なワケ

日曜日の“定番番組”といえば、“笑点”や“サザエさん”を挙げる人が多いだろう。アニメである“サザエさん”は(原作者が亡くなろうが、声優が変わろうが、なんとかなるが…)ともかく、“笑点”の様なバラエティー系場合、出演者の大幅変更は殆ど行なわれていない。よく考えていただきたいが、司会者が番組開始当初からかなり変更されてるハズの“笑点”は、今回の変更点でも司会が桂歌丸になった理由が、番組放送開始当初から出演してる(開始から40年以上出演してるって、ある意味“記録”なんだが…)安定感と、先代の司会者である三遊亭円楽脳梗塞の影響が多少残り、体力的に収録が耐えられない状況という事での話であり、他のタレントでは“味のある司会”ができないと判断されたからであろう。

笑点”に限らず、“長寿番組”(ココでは放送開始から15年以上続いてる番組で、アニメを除く)といわれる番組には共通する部分がある。番組によっては該当しない部分もあるが、基本的には
1:司会者(メインMC)が病死or長期療養を理由にした降板を除き、変更されていない。
2:放送日時がほぼ固定されている。
3:(生・録画問わず)視聴者を会場に招待する公開放送である。
4:テーマ性のあるトーク中心の内容である。
5:“定番コーナー”は常時放送できる体制である。
6:クイズ番組の場合、視聴者参加型の方が長続きしやすい。
7:ドキュメント番組の場合、“シリーズもの”に頼りすぎない。
8:(競馬中継以外の)スポーツ中継の場合、CG(コンピューターグラフィックス)による過度な演出は“邪道”である。
9:競馬中継の場合、主体となるレース実況に重点を置き、話題に関係ない雑談(ゲストの宣伝行為や他番組の紹介等)は、なるだけ避ける。
こういった部分が“長寿の秘訣”といえよう。
“面白い”とか“流行”とかで視聴率を語る“テレビ評論家”は多いが、番組の基礎中の基礎ができた番組は視聴率が安定し、しかもどの世代からも支持される傾向がある事に着目する評論家はいない。長寿番組として名高いモノは、往々にして上記9点のポイントのうち2点以上該当する番組が殆どである。また、視聴率が安定してる番組は、殆どの場合放送開始当初から現在まで、放送スタイルを変更していない。つまり、“良い番組は、時代や流行に囚われない”という事である。