迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

やはり、そう出ましたな…。

昨日、阪急ホールディングスが臨時の総会をやったらしく、そこで阪神電鉄株のTOB(株の公開買い付け)を発表した。どうやら村上ファンドの動きを牽制するかの様に、価格を一株当たり930円に設定して、しかも希望者には阪神株を手持ちの阪急株と引き換える(阪神1:阪急1.4)というもの。で、上手く行けば今年の10月にも持ち株会社阪神阪急ホールディング”として、“再編”されるという事となる。(ただし、事業そのものはそれぞれの営業形態が違うので、今後も球団は、阪神の“持ち物”となる。)
さっき“牽制”と書いた訳だが、それもそのハズ。もしも先に村上ファンドが価格を提示したら、恐らく村上“有利”の交渉になってしまい、阪神を救うどころか、阪急も“喰われる”可能性がある。
むしろ今回の決定は、阪神サイドよりも阪急サイドが万が一コケても、村上ファンドは手出しできない…つまり、村上側もヘタすれば“共倒れ”する可能性を“買う”事になる。そうなると、ファンドに投資している“黒幕”に顔向けができなくなるだけでなく、ヘタにこれ以上交渉を長引かせれば、恐らく“生命”はない。むしろ、コレは阪急サイドに従うしかない。でないと…、幾ら高値で売り飛ばしたくても、市場関係者よりも鋭い個人投資家は適性価格で“売り抜け”て、それに伴い他の大口投資家も敬遠し、誰も買ってくれなくなる。そういう意味でも、この辺で手を打つべきであり、深入りすれば“消される”危険性が増えるだけ。ファンや投資家がこれ以上怒りに狂う前に、身を引くのも“勝負師”の心得である。