迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

強欲になれば、我を忘れる。

今日の朝刊を見て、前々からしていたオイラの予感が的中して、思わず笑ってしまった。そう、もうご存じかと思うが、村上ファンドが“インサイダー取引”(裏情報を入手して株取引をする行為)を行なった疑いが浮上したという報道である。ライブドアの件といい、だいたいこういった“市場成金”には、何らかの不正が付きモノで、こういうのがバレると落ちぶれるのも早い。もちろん“シロ”である場合もあるが、逆をいえばコレで村上ファンド自身の信頼は“失墜”したといっても良い。阪急ホールディングスTOB開始をもう少し待っていれば、阪神電鉄阪急ホールディングスの“子会社”にならずに済んでた可能性はあるが、どっちにしても“甲子園球場を潰して住宅地開発をする”なんていう、大ボケ発言に対する天罰が下ったのは、いうまでもない。

だいたい、『“金持ち=悪”な考えをする日本に失望した』等と抜かしてるが、不正を行ってまで金儲けをやってたのなら、庶民がそういう発想で嫌うのは当然であり、何もやましい事をやってないのなら、堂々と捜査を受け無実を“勝ち取る”べきである。
アメリカの“カリスマ主婦”といわれているマーサ・スチュワートも、株式市場でのインサイダー取引の罪でアメリカ当局の捜査を受け、半年程刑務所に放り込まれた。しかし、自分の会社を守る為に、あえて彼女は“逮捕”されたのであり、コレを評価した市場関係者は、彼女の会社株を買い漁ったという。つまり、“罪は罪、然るべき態度を取ってこその責任者”としての部分で信頼を回復させたのであり、“自分は不正をやってない”と民事裁判でFBI当局と争ってるそうな。
そういった“責任者としての責務”を果たさずに、海外に拠点を置くなんて行為を取れば、疑われるのは必至であり、むしろ往生際が悪い。いわんや、ホリエモンの態度(責任の擦り付け)より、この罪は重い。なんせ阪神電鉄には迷惑をかけてる訳だし、阪急ホールディングスにも大損させる様な行為だし、なんと言っても“黒幕”の信頼を損なった訳だから、“消される”のは時間の問題。
まして、妻子持ちの人間が、“大切な家族”まで巻き込む様なリスキーな行為を行なった以上は、“一家離散”は覚悟しなくてはならない。例えそこまで悪化しなくても、おそらく子供達は、最悪は二度と日本には“帰れない”状態になる可能性はある。本気で家族を守りたいなら、よく考えて行動すべきであり、“ビジネスだから…”といってヘタに強欲な取引をやってはいけない。言い方を変えれば、“自分は自分だけの生命じゃない、自分に関わったすべての人々の生命でもある”という概念を持った上で行動すべきであって、調子に乗って我欲でモノをどうにかしようとすれば、必ず失敗してイタい目に遭う。
教訓:“自分だけは…“と思う考えは、過去の罪人と同じ轍を踏む。