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“立正安国論”で北朝鮮を叱る?!

ご存知だと思うが、今日の早朝から北朝鮮がミサイルをバカみたいに撃ってます。今んとこ、直接的な被害が出たという報道はされていませんが、これを幾に在日韓国・朝鮮人が日本人から更なる差別を受けるのは必至であり、当然のことながらいつ戦争が起きてもおかしくない程、きな臭くなってきてます。これは、明らかに愚かな行為です。
戦争において先制攻撃を行使した国は、その殆どが滅亡、あるいは一時的に国家機能が停止します。現に61年前の第二次世界大戦時、日本(というより、大日本帝国)はアメリカや中国等を攻めたものの、結果的に壊滅的なダメ―ジを本土に受け、敗戦しました。当然の結果です。なぜなら、真珠湾攻撃ミッドウェイ海戦で調子を扱き、日露戦争で広げた“領土”をさらに拡大しようと強引なことをやり続けた結果の報いであり、戦争を早めに切り上げて和平交渉を行なうべきだったのにも関わらず、さらに“侵略”をしようと今後の防衛力も考えずに突っ走ったから結果的に“大損”を扱いたのです。

立正安国論”には、『如かず万祈を修せんよりはよりは此の一凶を禁ぜんには』という一文がある。本来の意味(というより、文上で説かれている事)は、様々な方法で安穏を祈願するよりは、その安穏を脅かす原因を断ち切れという事なんだが、コレを現在の北朝鮮の“事情”に当てはめると、飢餓状態の国民を助ける人道的支援や経済封鎖の解除を行なう様に訴える前に、それ以上に国家予算を注ぎ込んでいる軍備を解除すべきといえるだろう。ミサイルや戦闘機の開発、さらには軍事演習や実験を行なうよりも、枯れ果てた田畑を甦らせ、自前で食料を国中を賄える様に農業改革を行なう方が得策であり、そういった分野の先駆者になれば、アメリカや日本を見返すことだってできる。まして、エネルギー供給が侭ならない状況にもかかわらず、こういった軍事行為に重点を置いてしまうと、結果的にすべての機能が“本末転倒”…国民を守るべき軍隊が、国民を見殺しにする軍隊…になる。
確かに、他国からの侵略や重篤な災害時に、軍隊の活動は非常に重要ではあるが、逆を言えば過剰に軍事施設を拡充しても、国家や民を守ることはできない。アメリカ海軍や陸軍の日本を含めたアジア地域での再編問題でも、国家予算を軍事目的に使うべきではないという世論と、駐留している地域でのトラブル(地元の女子高生をレイプしたとか、演習中のヘリが墜落して搭載していた劣化ウラン弾をバラ撒いたとか…)が絶えないという理由があって協議されているのであり、そういった部分の解決策として“一部撤収”を考えてるのである。つまり、軍部がチカラを持ち過ぎると、それ故に暴走しかねないという“自界叛逆難(じかいほんぎゃくなん:一言でいえば国家に対するクーデターや内ゲバを意味する、“三災七難”のひとつ)”を招く。
現実的な話をすれば、今の北朝鮮の民は、自分達のチカラで改革しようという気すらない。それだけ国家(てか、金正日政権)に“甘えている”訳であり、権力に逆らえば“消される”と恐れている。しかし、それは大きな間違いである。今こそ民は自分達の“祖国”のために立ち上がり、恐怖政治と闘う時である。自分達の中にある主師親の三徳を用い、糾す時である。子供を叱るのは母(オモニ)の仕事であり、責務である。遠慮はいらない、例え命を落とすハメになっても構わない。むしろ、先人達の屍を踏み越えて、国民自身が叱ってやるべきである。
かつてのルーマニアも、そうやって悪政を民衆がブッ倒した。東西のドイツも統合できたのも、民衆が草の根で為政者達よりも早く行動したからだ。民衆の“熱意”は時として、国家を揺さぶる大きなチカラになる。そこには、軍隊や警察に殺害されることすら恐れず、ただ“未来”を信じて行動したのだ。それを支えたのが、母の叱咤・激励である。自分達を誇りに思ってくれる母の偉大さが、結果的に勝利を呼んだ。ただそれだけ。
オイラ達はあくまで“他人”だ、しかし“隣人”でもある。“隣人”だからこそ言える、“隣人よ、『須く凶(独裁政権)を捨てて善(民主主義)に帰し源(軍事行動)を塞ぎ根(飢餓・貧困)を截(たつ)べし』”と…。