迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

オイラとマーティとマーグの話 その24(某競馬場での怪談?!)

夏真っ盛りという訳で、ちょいとオイラのベボい“怪談”でもやろうかと思い、今回はジュンペイとテンちゃん&ライちゃんとの“出逢い”の話でも…。テンちゃんの場合は相当古い話になるが、それがきっかけでジュンペイとライちゃんも“召喚”できたというか…勝手に“憑いて”きたって部分もあるwともかく、オイラにとってはそれが“原因”で競馬場へ行くと、(ごくたまにではあるが)競馬場で亡くなった競走馬や騎手の霊を見る事がある。(たま〜にではあるが、某関東の競馬場では競馬ファンと思われる“自縛霊”が…w)

初めて競馬場に行ったのは高校時代で、その競馬場の4角付近に“ヤツ”はいた。光の加減か、金色に近い栗毛の馬体が、ボーッ…とスタンドを向いたまんま突っ立てる訳で、他の観客には見えなかった。そういえば…と思い、該当する馬体を持った競走馬のレースを検索したら、いた訳なんですよ、該当する事例が。で、それ以来“ヤツ”に対してオイラは“テンちゃん”と名付けた訳である。この時はまだ、その競馬場を離れようとはせず、そこに行く度に1レース本馬場入場前まで、馬券予想やレース展開について、馬の目線(?!)で付き合ってくれていた。
そんなある年の早々、その競馬場で一人の若手騎手が落馬事故に遭い、その翌日にオイラは何も知らずに遊びにきていた。そしたら、いつもの場所にいるテンちゃんの傍らに、テンちゃんの“現役時代”の勝負服を着た青年がいた。テンちゃんに聞いたら、なんでも昨日の落馬事故で“肉体”を失って、どうしたらいいのかわからないんで慌てふためいたところをテンちゃんが呼び止め、事情を伏せたまま傍にいてもらう様に頼んだそうな。
結局その若手騎手は、その事故で負った怪我が元で亡くなり、その週末に競馬場に行って、オイラの方から事の次第を告げた。そして“彼”は、自分が“あの事故”で死んだ事を理解し、オイラはテンちゃんを叱った…そう、あの時テンちゃんが呼び止めていなかったら“彼”は、ひょっとすると助かってたのかもしれなかったからだ。行き場を“失った”彼らを受け入れる為に、オイラはひとつの“提案”をした。それは、このまま“自縛霊”として競馬場に“住み憑く”のではなく、オイラのたまたま持っていた勾玉ブレスレット(ラピスラズリ)に“憑依”してもらい、テンちゃんは後日改めて栗毛の馬ぐるみに“憑依”してもらい、一緒にオイラと生活する様に頼んだ。で、コレに同意してくれたんで、早速その場で“作業”をやって、無事にオイラん家まで“連れて来た”のである。こうして、その自縛霊寸前だった若手騎手の霊に対し、“生前さん”の名前を拝借して“ジュンペイ”と呼ぶ事にしたんである。
ライちゃんの場合は、たまたま見に行ってたG1レースで、派手にスッ転んだあげく、その場で“安楽死処分”となった馬がいた。(実際はあまりにムゴい状態だった為、現場に“目隠し”をやった上で、馬運車に無理矢理引きずり込んで、コース外の診療所まで運び出してた。)その“惨劇”を見た後、オイラは自棄酒(って言っても、ビール中ジョッキ1杯分だが)を一気にあおって帰路に就こうとしたら、テンちゃんに呼び止められ、手元にあった馬ぐるみに、さっきのレースで亡くなった馬の霊を“憑依”させて、連れて帰ってやってほしいと言ってきたのである。たまたま持ってきてたんが、実は“事故った馬”の馬ぐるみだったんで、そのまま“作業”を自棄酒に酔った勢いでやった訳である。(以後、コイツの“好物”が酒類なのは、言うまでもないw)
現在でも“彼ら”の存在を忘れない様にする為、その競馬場に行くと必ず、4角付近で手を合わせてから、スタンド(4角が見える指定席)でのんびりとレース観戦をするのが“習慣”となっている。(ただしG1時は、大概当日発売の指定席が“完売”してるんで、4角付近の芝生ゾーンでの観戦w)特に“命日”に近い開催日に行けた時は、必ずそこへ献花してから競馬に臨みます。さて、そろそろ彼等の“故郷”に行く計画でも立てるかw