迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

飲んだら“免許返上”せよ?!

こないだ福岡で、飲酒運転の後続車に追突され、挙げ句の果てに海に転落し、幼い子供が犠牲になった事故があった。(遺族の方には、お悔やみ申し上げます…南無)その前にも、茨城県だったかで飲酒運転のクルマが歩道に突っ込み、幼稚園帰りの親子が死傷した事故もあった。
ここんとこ、重篤な交通事故で目立つケースに、“酒を飲んだ後”にクルマを運転するという、ある種の“殺人行為”が横行している。確かに、高速道路のサービスエリアや峠や主要幹線のドライブインには、普通にビールや日本酒等のアルコール飲料が販売されていて、コレを買う利用者がいるのは事実だ。しかし“ドライバー”たる者が、クルマの“運転中”にアルコール飲料を摂取するなんて、常識的に考えて“言語道断”なのは言うまでもなく、それで事故を起こすというのは、“天然”で判断力が鈍いドライバーよりタチが悪い。(話が逸れるが、海岸沿いの住宅街で走行中のクルマから、ロケット花火をブッぱなすのも、バカを通り超えて呆れる。取材したマスコミに対して、もっともらしい反論を言う前に、まずは自分のやった“バカ行為”が、どれだけ周囲に迷惑をかけ、“大惨事”を引き起こしてるかを考えなさい!!)
特にこういう傾向は、若年層のドライバーに多い。何を粋がって、バカな事をやってるんですか?

“自分に限って、そんな事にはならないw”と思ってる方に限って、残念ながら同じ“失敗”をやらかすケースが多い。なぜかと言えば、それは、こういった過去の事例を、完全に“他人事”として聞き流しているからです。つまり、“自分は大丈夫!!”という慢心が、結果的に重篤な事例の“主犯”となる“きっかけ”になるんです。
昨日説明した“十如是”でもそうですが、自分の“素顔”というのは、実は自分でもあんまし気付かないモンなんです。それを“体感”する為にあるのが“十如是”の喩えであったり、あらゆる教典に記載されてる“事例”なんです。コレを“知識”として読むだけなのか、あるいは相似する事柄を経験して“教訓”として活かすのかで、信仰の“腐敗度”を計る事だってできるのです。こういった事を“解説”できる者こそ、真の“指導者”であり、その“指導者”がいる宗教団体こそ、真っ当な宗教活動をやってるといって過言ではありません。
話が逸れたんで元の話題に戻るが、クルマの免許を取得する際に、必ずと言っていい程、アルコールや薬剤(特に“違法ドラッグ”とされる覚せい剤の類い)による身体への影響や、判断力の低下を学ぶ指導があります。しかし、取得した後にこういった事に関する“再指導”は、事故でも起こさない限り、行なう事などありません。“コレじゃダメだ”と気付いて、ある地方のドライビングスクールでは一時期、受講生にわざと酒を飲ませて、構内コースを走らせる実技指導をやっていました。もちろんコレは、スクールの敷地内でやった訳ですので、どんなに酒を飲んで運転しても、道路交通法の“酒気帯び運転”および“飲酒運転”として咎められる事はありませんが、受講者からは、実際の道路でやれば“如何に危険か”という事を思い知らされたという意見が相次ぎました。
ただ、“飲酒運転”をやった側にも“事情があるのも、オイラにはわかります。特に田舎の場合、都会と違って交通手段が乏しく、“近所付き合い”といっても、お隣さん家までおよそ10kmなんてザラな地域があるのも知ってます。また、幹線沿いの飲食店でも辺鄙な場所にある場合は、早めに閉店するトコもザラです。そうなると、住民同士の寄り合いで酒が出る場合でも、クルマを運転せざる得ない場面も多々あります。しかしそれは、あくまで“田舎”の話であり、交通量だって都会に比べれば少ないですから、単独事故はあっても他人を巻き込むケースは稀です。福岡の事故でも、同乗者が免許を持っていて、しかもアルコールを一滴も飲んでなかったなら、ひょっとするとここまでの“大惨事”にはならなかったハズです。
オイラが持ってるカクテルの本に、こんな小話がありました。店に来ていた客が、ヘベレケになるまで酒を飲み、乗ってきたクルマで帰ると言った時、店員はその客を止めようと声を掛けたのですが、客はすかさずこう言いました。“千鳥足で歩いて帰ると危ねぇから、クルマに乗るんだよ!!”
あなたの周りにも、こんな“おバカ”はいるんです。ひょっとするとそれは、あなた自身かもしれません。どうしてもお酒を飲みたいのなら、近くの交番にでも免許証を“返上”してください。クルマを運転する以上は、絶対に自宅に帰宅するまで飲まないでください。ハンドルを持つその手には、あなただけじゃなく多くの人々の“生命”をも握ってるのですから…。
教訓:大事なモノを守るには、誘惑を振り払う“勇気”が必要!!