迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

最近のスポーツ実況について。

時間がないんで、今日は手短に。ここんとこ、TVでのプロ野球中継が減った関係もあって、ラジオでのプロ野球中継が“復調”傾向にあるらしい。コレはオイラが以前にも書いたとは思うが、TVでの中継は“映像”がある分“語り”を減らさないと邪魔になるし、ただ単純にスポーツ映像を流しても“つまらない”と思い込んでる制作サイド(特にTV局自身)の過度な演出がやりやすくするために、実況アナも手加減せざる得ないために実況そのものがヘボいモノになる。
しかしラジオは、”映像”がない分嘘はつけても、自分が見た感じの”表情”が、発した言葉から滲み出る。よって、生放送である以上、誤魔化しが効かない。その分伝えるべき情報量は多いモンだから、実況アナの経験と実績がモノをいう世界である。だからこそ、現場にいなくても“臨場感”を体験できる実況が出来なくてはダメだ。

コレは何も、ラジオに限った話ではない。吉田アナの話でもあったが、実況アナというのは種目別の“言葉によるナビゲーター”という役割がある。すべてのファンが競技場のスタンドで、リアルタイムで見てるとは限らない。その事を考慮して実況するのが、会場にいる実況アナの“使命”である。コレをまさに放送で流す訳だから、ラジオを聞いているリスナーに、自分の言葉で“現場”へ連れ出すつもりで実況する訳である。
こういった事を考えると、如何にラジオの実況アナがTVの実況アナよりも“高度な技術”を持っているかがお解りいただけるかと思う。いわんや、ラ・テ兼営局の実況アナは、TVだけじゃなくラジオの実況も体験する。その分“使い分け”も上手い。
ただ最近の傾向として、TVでの需要を意識し過ぎた実況アナが多く、しかも自分の実況の腕を過信してる実況アナが一部にはいる様である。今後、TVでのスポーツ中継は主に、CSやBSでの録画中継に限られてしまうであろう。それでは実況テクニックも磨けないし、なんと言っても中継そのものに“面白味”や魅力を感じなくなる。むしろこれからの時代を考えると、Webラジオでの実況も含めて“実況中継の原点”でもあるラジオでの需要が増えるだろうと、オイラは予想している。ただ、この実況技術を専門的に教えられる、ラジオの実況アナが非常に少ないのが残念で仕方が無いのだが…。