迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

いよいよ岡山でも…

今月の“スルッとKANSAI遊びマップ”や、一部私鉄路線の駅ポスターで告知されてますが、いよいよこの10月1日から、岡山県下の両備バス、下津井鉄道(バス)、岡山電気軌道の3社が、“PiTaPa"解禁となります。一応、路線や営業所ごとに分けて、準備が整い次第導入という事になるみたいです。
また、これまでプリペイドでは(一部の路線を除いて)乗車できなかった大阪空港交通(リムジンバス)も、同時に“PiTaPa"を導入する予定だとか。で、神戸市交通局(地下鉄)と、乗入れの関係がある北神急行も来月からの導入だそうです。もちろんこれらの路線でも、乗車のみなら“ICOCA”(JR西日本のIC乗車カード)が(たぶん…)使える訳だから、いよいよもって、クレジット機能(“PiTaPa”はポストペイ方式なんで、原則的にクレジット機能付きカードになる)を使わないモンにとっては、駅で購入して即座に使える“ICOCA最強!!"となるのはいうまでもないw

来年以降には、近鉄だけじゃなく奈良交通でもこの“PiTaPa”が使える様になり、ますます既存のプリペイド方式から“PiTaPa"に移行して行く事になるでしょう。ただ、機械的な都合上、導入の際に専用のリーダーをすべてのバスや駅に設置せんにゃいかんから、コレには相当なコストがかかると予想される。問題は、赤字路線を抱える鉄道会社は、コレを理由に運賃の“値上げ”をやりかねないということ。また、こういった理不尽な理由で“生活路線”が廃止になるケースもあり得る。赤字の原因はおおよそ、バス路線が鉄道路線と“並走”している区間が多く、料金や時間がバスの方が“お得”であるという考え方が、利用客の間で広まってるからである。(もっとも、道路事情が完璧な地域だと、クルマの方が便利な訳だがw)
だからこそ、バスと鉄道の“役目”をキチンと分けてやらないと、双方共倒れする危険性が増す。鉄道を廃止するのなら、バス路線の拡充と、路線ごとの乗継ぎがしやすいダイヤを組むべきであり、鉄道を残すのであったら、バス路線はあくまで最寄駅までの“シャトル交通”として限定するべきである。こういった事も考えてくれないと、恐らく“交通弱者”は家から出たがらない様になるだろう。