迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

四面楚歌な北朝鮮のために…

一回だけならともかく、今後も地下核実験を続けると言い張る北朝鮮ですが、今度実験を行なえば、確実に中国が“エンガチョ!!”とか言って、物資支援等を止める事になるでしょう。事実、中国内の銀行は北朝鮮への送金業務を停止したそうですし、いよいよもって世界から“見放された民族”へ変わり果てようとしております。
確かに、北朝鮮貧困層へ対する食料支援は必要なのは解るのですが、オイラには、その支援は根本的な“間違い”がある様に思えて仕方がないのです。そう、国民自身が自分達の“食いぶち”を作らず、軍部や政党の外交(というより、脅迫)による“配給”に頼ってる様に思えるのです。以前にも書いたのですが、コレは究極の“他力本願”です。脅せば物資を“もらえる”という感覚は、堕落以外の何モノでもなく、自分達の手で大地を耕し、国中を養うという“共産主義”の原理に反する行為である証拠です。そしてそれを今まで許してきた国民は“権力”を必要以上に恐れ、逃げてきたツケを払う義務があります。

そもそも“共産主義”という概念は、キリスト教の基本である“人類皆平等”という教えに基づいたモノであり、そこには階級や職種といった差別は存在しません。(当然ですが、種族や出身地もです。)そのため、農夫は田畑を耕し、兵士は国土(故郷)を守り、職人はあらゆるモノを作り…と、それぞれの役目を担い、互いの生活を支え合う“共栄共存”を指した理論です。
しかしその“欠点”として、人々が共通で保有しているハズの“信仰の自由”という概念は、どういう訳か排除されています。その理由として、かつて宗教団体(特にキリスト教)の僧侶(宣教師)達が、寺院に集う信徒達の浄銭を湯水の如く使って、信徒だけでなく周辺住民までも苦しめたという経緯があり、そういった過ちを犯さない為にそうなった様です。が、結果として庶民を苦しめるモンが地域の寺院から国家権力に変わっただけで、貧困からの何ら解決にはなりませんでした。
その結果、旧ソビエト連邦をはじめとする欧州共産圏の国々は急速に民主化し、それによる混乱がしばらくの間続いたのです。(現在でもそれによる紛争が治まらないのは、こういった事情があるからです。)
転じてアジアでの“共産主義”というのモノは、それを宣言した“首領”がそのまま神格化して、一種のカルト教団状態になる傾向があります。実は中国共産党の体制は、“人民大革命”の名の下で作られたモノであり、そのため反日(抗日)運動は庶民が持つ政府に対する不満の“捌け口”として利用してる部分があります。(そのため、過度な状態になった場合は、速攻で“鎮圧”に掛かりますw)北朝鮮の政治もまさにそれで、表向きは金正日を“首領”にしてますが、根本的には朝鮮労働党幹部は、その父親である金日成の“影”を拝みながらやっているのです。その事が気に喰わないから、自分の指揮下にある軍隊にすべてをおき、排除しようと考えるがばっかりに“孤立”を深めているのです。
コレを治療する“特効薬”は、実は庶民が政府の方針に対して右往左往せずに、“自給自足”を行なう事なのです。つまり“共産主義”の原点である、“自分のできる事、役割を果たす”事が重要なのです。
その為には、農業や漁業に関する分野の技術向上と、作物の品種改良に時間と手間を費やし、そういった研究に国際的な助力を呼びかけるのが、この国の住民に最も有効な“支援”となります。ホントの意味での“人民革命”を促すのなら、物資ではなく“自立”の支援を行なうべきであり、戦争回避の為に庶民が“立ち上がる”べきなのです。為政者にとって一番恐ろしい“敵”は、自分達を非難する庶民の声です。“御書”にも『声、仏事を為す』という教えがある様に、行動する者こそが勇者です。
生意気ながら、あえてオイラが在日朝鮮人に対して言いたいのは、「祖国を思うなら、祖国の同胞に“自らを律せよ”と呼びかける事こそ、“在日の使命”なのでは?」と、いう事です。