迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

利権は誰のためにある?

楽な役所生活が一変して、極貧生活になるのがイヤだとわめく地方公務員がおれば、官製談合だけじゃなく汚職までやってた“改革派知事”もいる。公営ギャンブル廃止を正当化する理由として“財政難”を挙げる自治体があれば、周辺自治体の安全を顧みずに、財政難という安易な理由だけで放射線廃棄物最終処理場の候補地に名乗りを挙げようと考える自治体もある。いたってシンプルな話だが、いずれのケースにしてもそこには“他力本願"な発想でしか物事を考えていない姿勢が見え隠れする。
以前“変毒為薬”の意味を説いた訳だが、モノの捉えようによっては、そういう“おバカ”な発想よりも、良い解決策を見いだせる訳である。“産業がないから…”とか、“都会との格差が…”とか嘆く前に、少し全体を見渡して、何をするべきかを探す方が賢明なのではないかと思う。そう、何もしないで諦めるよりは…である。

例えば極端な話だが、“核の最終処分場”を都心に据えるのはどうだろうか?こう言うと大概のヤツは“バカか!!”と罵るだろうが、あえて河川上流部の閑散とした自治体に設けるよりは安全だし、郊外の原子力発電所で作られた電気は都心で使うのが殆どだから、公平に“核の負荷”を背負うのであれば、誰かがこういう考えを持っていてもおかしくない訳であり、本来なら議論されてもおかしくはない。また、本当に財政難なら、その原因を明確にして住民全員に説明すべきであって、納得するまでキチンと話し合うべきであろう。まして、談合してまで公共事業をやる必要性があるのなら、その件についても話すべきであり、ズルズルと血税の無駄使いをする体質からの脱却を量るべきであろう。
例えば夕張市だったら、コンピューターソフト開発の特区を設け、ワクチンソフトやデータ共有システム構築の場を“新たな産業”として位置づけてインフラを整備すれば、それだけでも職種が増えるだけでなく、将来的な展望も開ける可能性だってあったハズだし、余呉町だって木工産業やビワマスの養殖等の“新規参入”を促せれば、財政を潤す基盤が作れたハズである。つまり“インフラ整備”と“ベンチャー企業の育成”さえ出来ていれば、既存大企業の誘致よりも、もっと永続的で効果的な解決策だって見つかっていたハズである。コレは何も、自治体の努力だけでは出来ない、こういう事に目をつけ、発案する若者の協力なしでは無理である。そのためには時として、高齢者は発言を差し控えるべきではなかろうか?決定権は、あくまで“現場で闘っている者”が保有してるのであって、選挙の得票率ばかり気にしてる代議士や、官製談合や公費で甘えている様な役所人間に言われる筋合いはない。
モノの考え方ひとつで切り抜けられる問題を、常に“後回し”にしてきたからこそ、現段階で困り果てるのであって、目の前の“ヤな事”をひとつひとつ丁寧にこなしていけば、自ずと答えが見えてくる。何をするべきかがわかっているならそれを実行し、わからないのならとことん探すまでである。どのみち“失敗する”とわかっていても、やってみないと結果は得られない。ま、そこいらを学ぶために、“ギャンブル”ってのはあるんだけどねw