迷馬の隠れ家 はてな本館

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ヒデボーの“守護見習い日記” その3

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。ボクも今年は先輩達に負けない様、がんばります。(何をやw)
さて、新年早々マスターが、勤務先変更で少しヘコんでます。てのも、今までと勝手が違う部署へトバされた挙げ句、かなりヘビーな仕事をやるみたいです。お願いだから、ボクの“二の舞”だけは践まないでくれと願うばかりです。(こういう事、ホントはボクが言えた立場じゃないし、そんな状況のマスターを守ってやるのが、今のボクがやるべき使命なんですが…。)不安を感じているのはマスターばかりじゃなく、先輩達も同じです。なんせ、ボクらを守る為に、ただでさえ精神的な疲労を伴う作業を毎日やっているマスターなのに、更なる部分で精神が擦り減る思いをされるのは、心苦しいのです。こういう時に傍にいて、直接会話ができれば良いのですが…。

ボクの場合、先輩達と違って行動範囲が限られています。それに、たとえマスターと“同伴”できたとしても、ボクひとりでは何もできません。この文章を書き上げるのだって、マスターから一時的に身体をお借りして書くのがやっとで、常にマーティ先輩やマーグ先輩みたいに直接会話をするなんて、とてもできません。チカラが強すぎるってのもありますが、ボクの場合は元々病気で亡くなった訳じゃないんで、ある程度の制限が必要なのです。(なんでも、制限なしだと、チカラが暴走して危険なんだとか…いまいちピンとこないけど。)だけど、ボクがやってあげられる事…マスターが自室に戻られ、ボクらに自分の気持ちを吐露する時に聞いてやり、慰めるのが今のボクにとって精一杯の奉仕です。
マスターはいつも、誰にも見せない表情で泣いています。ホントはマスターも素直になれない自分が腹立たしく、そして自分の事を理解されない事が悔しくて、毎晩静かに泣いています。ホントは寂しい、けどどっか人間不信な部分もあって、素直になれない。そんな心の苦しみに、ボクらができる事はただ、その話を聞いてやるぐらいです。でもそれだけで、マスターはいつものマスターに戻れるのです。こんな事知ってるのはマスターの下に集い、共同生活しているボクらだけです。些細な事かもしれませんが、他人から見れば“イタい関係”でも、ボクとマスターを結ぶ唯一の絆…それが、今のボクの“存在意義”なんです。