迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

8Color Lines-大阪の地下鉄-

勤務先の都合で、最近大阪市営地下鉄千日前線で通勤してるオイラ。ふと、路線案内板を見ると、鮮やかなまでに路線を色分けしている。で、同じ車体の電車(阪急が乗入れている堺筋線とリニア路線除く)を使ってるのに、路線ごとに色が違う。(ちなみに、千日前線はピンクw)去年の暮れに新線(今里筋線)が開業し、地下鉄のカラーリングは合計8色(ニュートラムを含めると9色)存在し、見てるだけでもカラフルです。

最近では、アルファベットでの識別番号を表記してますが、もともと開業した順に陰陽五行に合わせたカラーリングを行なった様です。従って、最初(昭和5年、1930年)に開通した御堂筋線は赤、その12年後開通した四つ橋線は青、戦後に入って(昭和36年、1961年)開通した中央線が緑、その6年後開通した谷町線が紫、千日前線とほぼ同時期に開通した堺筋線が茶、花博が行なわれた平成2(1990)年に開業した長堀鶴見緑地線が黄緑、そして今回の新線(今里筋線)がオレンジとなってます。(ちなみに、ニュートラム四つ橋線に習い、水色が識別カラーになってます。)
ご存知の通り、大阪の地下鉄はすべて、その地上を走っている道路の名称がそのまま使われています。(長堀鶴見緑地線は、開業時は“鶴見緑地線”となってましたがw)コレは、大阪人の“地理学”に基づいた付け方で、南北に走る道路を“筋”、東西を“通”と区別していて、更に、その道界隈になる寺院や集落がそのまま“道の名前”として用いられているのです。例えば“御堂筋”の場合だと、この道の南北に2つの“御堂”(本願寺派の北御堂と大谷派の南御堂)がある事から名付けられ、千日前通も“千日堂”という禅宗系の寺院があった事が由来になってます。(余談だが、相撲用語にある、相撲部屋や人気力士の“スポンサー”を意味する言葉である“タニマチ”とは、もともと谷町筋界隈に住んでいた富豪達を指す言葉だったそうで、現在でもこの周辺のマンションや個建て住宅は、かなりハイソな価格ですw 古い寺院も多いですが…)
オイラ自身は、開業したての今里筋線以外の全線を乗った事がありますが、よく使うので馴染み深い御堂筋線はともかく、他の路線は運転区間とかの関係上、沿線ごとの“生活感”が至る所に見えてきて、なかなか面白かったりしますよ。例えば四つ橋線の場合、終点の住之江公園駅が、住之江競艇場と“直結”してる関係で、競艇開催時は“鉄火場”に向かう“オヤジの巣窟”状態ですし、インテックス大阪コミケ系イベントが開催される時は、いわゆる“アキバ系”とか“腐女子”がニュートラム乗り換えでゴッタ返します。(なにげに中央線もw)大阪城ホールでイベントがあったり、“オーサカキング”や“24時間TV”開催時であれば、長堀鶴見緑地線鶴見緑地側が、京セラドーム大阪でプロ野球(大概は檻牛戦、たまにダメ猫戦、ごく稀にG戦w)やコンサートがある場合は大正側が激混みしますし、J-リーグだとなにげに堺筋線(正確には、乗り入れ先の阪急京都&北千里線)が混む場合も…。