迷馬の隠れ家 はてな本館

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データ捏造は視聴率欲しさの“甘い罠”

さっき、問題となった番組に関する謝罪放送があった訳だが、担当した毛利八郎アナが気の毒で仕方がない。(本来ならスポーツ中継に集中したいのに、人員的な余裕がないんで、アナウンス部の長を務めている関係上、こういう場面で頭下げまくりなのである。)というのも、外注とはいえ自社制作番組での“データ捏造”および虚偽の情報提供をやった事実がある以上、(たとえ、それが“視聴率欲しさ”ではなくても)放送局としての信頼が崩れたのはいうまでもない。さっきからマーティが、自分の“生前さん”が出演していた番組での“やらせ取材”で憤って降板した話を持ち出しては、
「まさか、フジ系列局でもこういう行為をやってたなんて…信じなれない!!」
と、自分の事じゃないにも拘らず、思いっきり憤慨しております。

情報番組においての“データ捏造”や“やらせ取材”というヤツは、昔から横行してるフシがあり、そういった“ウソ情報”が元で奇妙な現象が頻発する訳である。例えば“カカオダイエット”とか、“メタボリック症候群”とか…真実もあるけど大半は、本来の情報に対して視聴者が“信じ込みやすい”様に、ある程度の“虚偽”を紛れ込ませる訳である。特に健康関連の情報というのは、まさしく“詐欺まがい”な情報ばかりで、そこには食物アレルギーや摂取過多による弊害なんかは、“情報”としては削除されているのである。よって、体質にとっては逆効果で健康被害が出た(食物アレルギーによるアナフィラキシージョックを起こす、カルシウムの過剰摂取により腎臓結石になった等)場合、その情報は“虚偽”だったとしか言いようがないのである。
“いじめ問題”や近頃囁かれている“ホワイトカラーイグゼンプション(管理職の残業削減)”に関しても、現時点での情報だけではホントは不十分なのにも関わらず、まるで“教育方針が悪い”だの“新たな賃金カット”だのと三流週刊誌が飛ばし記事を書くモンだから惑わされる。当然だが、コレを真に受ける読者の大半が、事柄を深く考える余裕がないモンだから、結果として“現状維持”に奔走し混乱を招くのである。冷静に考えればわかるのだが、“いじめ問題”の根底には“家族関係”に関する諸問題が孕んでいて、いじめっ子の家庭内での問題が子供心にのしかかり、結果的にいじめられっ子を“傷つける”事で晴らそうとしているかもしれない訳であり、“ワークシェアリング(作業効率の分担)”の一環としての残業削減を提唱するのなら、それに似合うだけの求人や人材育成を企業がやるという“約束”を、労働者は求めるべきであって、単純に賃金引き上げや休日拡大だけを主張するのは、もはや時代遅れである。現に、このままでは大企業程、賃金高くて文句ばっかな日本人労働者を廃除し、安い賃金で働いてくれる外国人労働者や、最初からスキルがあってなおかつ安い人材派遣会社の契約スタッフに、自分の仕事を奪われるのがオチである。
“一流大学を出てるから…”とか、“知的障害があって…”とかが問題ではない、むしろ“その情報は、ホントに正しいのか?”を検証するプロセスを学ぶべきであって、それをすっぽかしたツケが、今日の“情報錯綜”の原因である。忘れてはいけないが、他人の情報を鵜呑みする事よりも、自分が検証する為にあらゆる資料を読み漁り、現場まで行って話を見聞きする事以外で正しい情報を得る事などできないのである。
教訓:マユツバな情報に関しては、時間がかかっても“真実”である事が確認できるまで、信用してはいけない。