迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

神戸の幹線道路が広い理由

神戸の街を散策してると、他の街と違って“違和感”があるモンがある。それは、幹線道路の“広さ”である。大阪だと御堂筋や中央大通はそこそこ道幅が広いが、街の大きさに比べて神戸の方がデカく感じる事がある。特に、国道2号線沿いや山手幹線付近は、交通量もさることながら、道幅も広い。もちろん、幹線だからこそ広いに超した事はないが、ただでさえ海と山が鬩ぎあうかの様な土地であるにも関わらずである。しかし、その理由は、西川先生トコのBlogで紹介された、“神戸の市電と街並み”なる写真集(てか、神戸市電の歴史書)を片手に検証すると、よくわかる。そう、神戸市電廃止後、その電車道をそのまま道路として整備したため、こういう風な“違和感”ができた訳である。
例えば、

三宮駅前





この風景も今から40年程前は、市電脇浜線(国道沿いに東側に向かって走ってた路線)が道の真ん中を走り、多くの乗客を三宮駅前まで運んでたという。


神戸駅構内から





コレは現在の神戸駅構内から撮った写真。この目の前からも高松線(湊川神社の脇から神戸駅をすり抜けて、海側へ続いた路線。コレで香川県まで行けた訳ではない!!)の路面電車が行き交っていたという。
で、

三宮神社付近





震災以降ガラリと雰囲気が変わったトアロード近辺だが、ココにも栄町線(中心街を走り回った路線。生田神社前や南京町などの観光スポットや官庁街を通ってたんで、一番栄えた路線)が走っていた。
そして…

お約束な場所w






当然ながら、須磨海岸付近にも須磨・大橋線(現在の須磨浦公園付近まで走ってた路線。)という路線がありました。
これらの写真だけじゃなく、比較の為に写真集の分も掲載すべきなんですが、コレは流石に著作権の問題もあり、この写真と同じ角度(と思われる)で撮った写真は、本を読んだ方だけの“お楽しみ”という事でご勘弁。(ちなみに、大きい図書館や鉄道関連の書物を扱ってる施設なんかで置いてあると思うんで、一読されたし。鉄道マニアなら、かなり読み応えある本ですよw)
ついでのトリビア:神戸市営バスや地下鉄のカラーリングに緑色が多いのは、神戸市電のカラーリングを踏襲しているからである。