迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

騎手とサイドビジネスの話

競馬場や球場で見かけるグッズの数々、特に個人名が入ったデザインのグッズには、プロ野球Jリーグの場合だと球団公認のが殆どだが、競馬の場合は大概、専門誌や主催者(JRAや各地方競馬開催自治体)のタイアップである事が多い。が、ここんトコ増えているのが、騎手個人がデザインやパッケージを考えて発売しているグッズが増えてきてる。ユタカの場合は、かれこれ10年ぐらい前から“オリジナルグッズ”が確立してる訳だが、他のジョッキーに関しては、ここ数年で増えてきてる。
実は、スポーツ選手の中には、将来“現役引退”後の生活に不安を抱えている人がいる。特に世界的に有名プレイヤー程、その名前を忘れられる事を恐れている方が多く、その“予防策”として、今まで稼いだ賞金を“運営資金”として、プライベートブランドを立ち上げたり、レストランや量販店を展開するケースがある。

相撲取りの場合、若いうちなら会社員になったり、プロレスに転向するという方法があるが、年老いてからの引退は、そういう訳にもいかない。で、最近増えているのが“ちゃんこ鍋”の専門店を開業するというパターン。もともと、栄養管理も稽古のうちだったから、必然的に栄養バランスの良い“ちゃんこ”を作る様になっている。ゆえに、彼等の舌は正確で、しかもバランス感覚が良い。特に成功している店舗は、現役時代のネームバリューもさることながら、美味しさや見た目も優れてる為、長年に渡って繁盛しやすい。
F1レーサーの場合、自前のレーシングチームを運営する場合もあるが、大概はレース会場で味わった料理を参考に、レストランを運営するケースがある。特に欧州系のレーサーは、プライベートワイナリー(ワイン醸造所)を持っていて、コレに合う料理をだすレストランを作るケースが多い。また、自分のデザインセンスを活かして、アパレル業界に進出するレーサーもいる。
サッカー選手の場合、よくあるケースが香水ブランドを作ること。フィールド上では華やかではあるが、現場は相当“汗臭い”事もあって、必然的に身に付ける“おしゃれ”の一環として、オリジナルパルファム(香水)を調合し、コレを世界中に売り出す訳である。また、(チームの)スポンサー企業の関係で、宝飾関係のブランドを設立する場合もある。
野球選手の場合、よく聞くのはメディア進出だが、コレはごく一部であって、実際はプータロー…もとい、就職難民になりやすい。ただ、社会人からプロ入りした場合、それまでの経歴から再就職先が見つかるケースもある。(ちなみにある選手の場合、元の職業柄上どうしても必要だった関係で、某鉄道会社の車掌資格を保有してるとかw)
では、騎手の場合はどうだろうか?実は、JRAの場合は厩務員や調教助手という“受け皿”がある。しかしコレは、騎手を引退しても競馬に関わりたいからこその話であって、もともとそういう意志がない騎手は、怪しい馬券予想屋をやったり、馬具の卸業をやるケースが多い。中には、馬以外の牧畜を運営してる方もいらっしゃる様で、そっちの収益が良過ぎて“転業”するケースのしばしば…。海外では特に、牧場経営に関わって、良質な競走馬をオーナーに提供する人もいるとか。