My favorite announcer vol.27

今月もこの時間がやってきました、月に一度のアナ特集“My favorite announcer”の更新です。今月は“われラジ”関連もあって、しかも三澤アナでのアクセスが増えてる事もあって、この話題にする事にしました。現在は“解説員”として“ズームイン!!SUPER”や“たかじんのそこまで言って委員会”等に出演しまくってる、YTV辛坊治郎アナの話です。
実のトコ言うと“ズムスー”の前身である“ズームイン!!朝！”の関西キャスターとしての経験もあり、朝の番組に関しては(ポジションは違えど)ぶっちゃけな話“出戻り”なんです。ただ、鋭いツッコミと関西弁(泉州弁)なのに何か冷たい感じのある喋りは、報道記者(解説員)としては普及点だが、アナウンサーとしては…な部分もあった訳っすよ。そんな訳で、三澤アナから見れば“出向の先輩”とも言えるんで、取り上げるチャンスと見て紹介する訳です。

生粋の岸和田人…と言えば普通かもしれないが、本当は両親の都合で生まれたのは東京というプロフィールを持つ。(一部のメディアでは、鳥取生まれになってる様だが…w)ひょんな事から、YTVの２次募集(かつては、通常の就職希望枠以外に、他局や学閥による“クチキキ”での枠もあったらしい…現在でこそ規制が掛かってるがw)でアナとしてデビューすることになる。当時でこそ全国ネット番組はハネヒデの“天下”であり、そんな中でローカル番組でのレギュラーを勝ち得たのが“おもしろサンデー”という番組。(現在の“大阪ほんわかテレビ”の前身で、関西一円のトレンド情報を流していた番組。)コレのレポーターとして登場する訳である。しかし“ある転機”をもって、この番組を降板するハメになる。それは、“ズームイン!!"の関西キャスターというポジションを与えられたからである。
この当時の“ズームイン!!”のキャスターと言えば、メインこそNTV日本テレビ放送網の徳光和夫アナだった訳だが、関西ではCRKでもレギュラー番組を持っていたタレントの小林大作が担当していた。しかし、朝の番組であちこちの中継先から他局の番組出演に絡む移動が頻繁だった事もあって、このコストを抑えたい制作サイドの思惑があったと推測される。そこで辛坊アナに“白羽の矢”が立った訳である。(こののち、小林氏が完全に降板し、後で紹介する森武史アナとコンビを組む事になる。)
“ズームイン!!”での経験が基となっているのか、その後は報道取材に力点を置く様になり、ローカルニュース番組“きんきTODAY”の後番組である“ニューススクランブル”のキャスターを務める事となる。その後、このポジションを坂泰知アナに譲ると、完全に報道人としての教養を身に付ける為にアメリカへ渡り、帰国後はニュースの解説を担当する様になった。この解説が非常に上手かったのがきっかけで、かつての“ズームイン!!”スタッフが番組刷新とそのテコ入れの“切り札”として口説いた訳である。で、後に“言って委員会”での出演も決まり、以後番組スケジュールに合わせて、大阪と東京を頻繁に往復する日々を送ってる。現在ではアナウンサー時代よりも“多忙な状態”と言って良いだろう。(そういえば、去年から土曜日の朝の番組でMCを務める様になった様だが、その番組MCを担当していた落語家は、かつて“おもしろサンデー”でも共演していた方である。)
そうそう、忘れてはいけないが、彼はCRKの番組にも出演してた経験がある。というのも、CRKが(ジャイアンツ戦中継の絡みで)読売新聞社との提携関係を深めた時期があって、(言葉が悪いが)この時の“人身御供”として、派遣された経験がある。しかし、CRK自身がRFラジオ日本みたいに、完全な“読売配下の放送局”へ移行しなかった事を受け、この“悪行”は彼ひとりで収まった。(ただ、コレがあったからこそ、ハネヒデがラジオのレギュラーをCRKで持てたともいえるかもしれない。)そういう意味では、かなりの“放浪癖”があるアナと言えるかもしれない。