迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

悪意あるニュースは“報道の自由”の敵である?!

先日、一部のネットニュースで、創価大学の“全学科休講”について報道があった様なんで、公式ホムペで確認すると、麻疹(はしか)の感染拡大を未然に防ぐための処置として、ゴールデンウィーク明けまで“休講”としたとの事である。しかし、こういう話題は、某掲示板の“アンチ学会”どもの格好のバッシング材料であり、当然ながら“ほれ見た事か!!”とアホ発言が飛び交っておりましたw
しかし、逆を言えば、こういう“感染症対策”でバッシングするという事はそれだけ分、感染症に関する知識や医学の常識をバカにしてるのと同じであり、予防医学の考えで推察すれば、このバッシングは被害を最小限で止めようとする大学側の努力を踏みにじってる行為である。つまり、仮にコレが、創価大学でなく東大や早稲田、慶応といったメジャーな大学での話ならどうだろうか?その危険性は、どこの私立大であろうと、組織・団体であろうと同じである。むしろこのように公表して、保健所等の関係機関と連絡・相談した上での決断は、学生や教員の“安全確保”の観点から当然の処置と考えるのがスジというものではなかろうか。

言い方を換えると、得体の知れない感染性疾患が蔓延する危険性は、それに関する情報を公開してるか否かで決まると言って良い。事実、自由に情報交換ができる環境下の場合なら、多少なりとも予防法や感染後の対策を練る事ぐらいはできるが、報道に関して規制が掛けられてる様なトコでは、情報が無い分その対応に遅れが生じ、結果として広範囲でのバイオハザード状態になる危険性がある。12年前の阪神・淡路大震災でも、支援物資や救助依頼を行なっても、現場の状況がイマイチ伝わらなかったため、被災地域での格差が現在でも影を落とす結果となっている。(当然だが、物資や援軍を届けたくても、当時、被災区域の交通網がズタボロだったから余計に格差が出た訳だが…)
コレと同じで、場所が大学という“公共機関”での話だから、思いきった行動に出て麻疹感染被害の拡大を防ごうとしてるのであって、もしも感染症の報告ナシでそのままだったら、恐らく大学のある八王子市内全域まで被害が拡大していた可能性がある。もしもコレが、東京都庁内で発生したなら、石原都知事がバッシングを喰らうハメになるだろうし、栗東市役所内でなら国松市長が(新幹線新駅推進以外の部分でw)バッシングを喰らうハメになる。つまり、ドコでトラブルが発生しても、その指揮系統がしっかりしているなら問題は無いが、それを部外者がとやかく言うモンではない。まして、公式発表以外での情報は(知識の無い素人には)真贋の区別がつきにくいし、事実確認も当事者自身の話じゃない以上、信憑性を疑わざる得ない。(まして、本人が嘘をついたら、そこで終わりですから…)こういった事からも、ただ単純にあらゆる媒体を通じて流れている情報を鵜呑みにするのではなく、必要であれば自らが現場に立って体感するべきである。ま、とはいえ、ネット社会において携帯電話やPCで事足りてる方にグジグジ言ったトコで、実際の現場まで行こうと考えるバカはいないとは思うが…w