迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

今にして思うと…

ご存知の方も多いのではと思うが、昨日の“ニュース23”からメインキャスターである筑紫哲也氏が療養(肺がん治療)のため席を外している。今にして考えると筑紫さん、既に自分の病気がかなりヤバい状況にあると薄々わかっていたのかもしれない。ただ、現在のスタッフの未熟さを考慮すると、なかなか“休養”する事は難しかったのだろう。だからこそ、MBSからハーちゃんを借りて、みんなの補佐をやってもらう段取りをしたのではと、オイラは推測する。とはいえ、当の本人は復帰する気満々ですし、年齢を考慮すると菫華の君と違ってがん細胞の増殖は遅い。(当人自身も“早期のがん”と言ってる様だし…)ただ、こういうケースは、稀に“そのまま降板”という死亡フラグが立つ場合もある。

胃潰瘍や肺結核脳梗塞等の入院や手術を伴う病気を克服して社会復帰するアナやキャスターはよく見かけるが、がんの場合正直言うと、その後の回復が見込めないケースが多く、平川アナや林美雄アナ(この方に関しては“My favorite announcer”シリーズで、いつかは説明しますが…)の様に入退院を繰り返しながらも最後までマイクの傍から離れずにいた方もいれば、逸見アナみたいに最後まで闘病に専念して社会復帰したいと願いながら息絶える方もいる。ここんトコが他の病気と違う点である。
もちろん、末期のがんでも克服し、元気に社会復帰して活躍する方もいる訳だが、基本的にがんは、完治後5年以内に再発した場合、助かる見込みは少ないという。原因は様々だが、要するにがん細胞は正常な細胞と同じ様に増殖し、リンパ液や血液を介して転移する性質がある。コレが結局、ドコの部位で発症しても、それを取り除いただけでは完治しないという厄介さと、年齢が若ければ若い程増殖が進み過ぎて助からないという訳である。
生活習慣(ヘビースモーカーだったり、不規則な勤務状況だったり等)が遠因してる部分も多いが、基本的に細胞の遺伝子情報が何らかのショックで傷付き、その情報が正常な細胞と“誤認”されて増殖するのががん細胞である。故に、根治する事より“共存”するという概念で治療に臨まなければ、抗がん剤による副作用で死亡する可能性がある。
そういう風に考えられるなら、多くのがん患者が抱え持つ不安は、少しは軽くなるのではと思う。オイラ自身も、ひょっとすると他人事じゃないかもしれないからだ…。