迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

昨今、喫茶店では美味しいコーヒーに当った試しが…

ネタの収集に大阪府立中央図書館へ行ったが、あいにく書庫整理のための休館日だったのを忘れてたwォィォィ…orz
で、仕方がないんで中之島図書館へと思ったが、こっちも休館日でムダ足になっちまった。仕方がないんで近所のコインパーキング向かいの喫茶店へ入ってコーヒーを飲んだのだが、価格の割に香りが良くて美味かった。それもそのハズ、そこは今時珍しくサイフォン方式で抽出する、いわゆる“古き良き時代”のコーヒー専門店だったからだ。店内も雑多なビル内とは思えない程落ち着いた感じで、BGMもクラシックを控えめな音量で、丁度居心地の良い店内だった。(ま、中之島周辺って、近所に裁判所や市役所等があるゆえに、こういう喧噪を離れた異空間が必要なのはわかるが…。)

さて、通常コーヒーを淹れる時、大概は大量に作り置きしたい観点から機械による強制ドリップ(エスプレッソ方式)か、ネル袋や紙フィルターを使ったネルドリップ方式(紙フィルターの場合は更に、フィルターカバーの形によって“カリタ式”と“メリタ式”がある)を使う事が多い。てのも、予め沸騰したお湯を上から掛けるんで抽出時間が短く、しかも淹れた後の温度が飲みやすい温度にまで下がるんで、採算を考えると効率がいいのだが、なにぶんフィルターの処理がマズかったりお湯を注ぐタイミングを間違えると、せっかくのコーヒー豆の味と薫りがショボくなる。言うまでもなく、ミルクを注いで飲むカフェラテやカプチーノ、フレーバーコーヒー(専用のシロップを入れてコーヒーを淹れるヤツ)ならともかく、ストレートでいただく時やアイスコーヒーにすると、苦みだけが際立ってしまう欠点がある。
しかしサイフォン方式の場合、専用機材(耐熱ガラス性の達磨みたいなヤツ)で水を沸騰させながら淹れるのに時間がかかってしまう反面、その分ゆっくりと抽出するために冷やしても雑味が出ないし、薫りも深い。しかもサラッとした感じで飲みやすい。ついでにいうと、キャンプ用品でコーヒー用のケトルがある訳だが、コレもある種のサイフォン方式であり、予めフィルター部分にミル済みのコーヒー豆をセットし、沸騰したお湯をケトル内にあるパイプを使って循環させる様な仕組みになっている。
この他にも、ターキッシュコーヒー(フィルターを通さず、専用のカップ内でコーヒー豆を沈殿させながら飲む)に見られる直炊き方式や、ダッチ方式(別名:水出しコーヒー、コレも専用機材でタンクの水を少しずつコーヒー豆に垂らしながら抽出する方法。サイフォン方式で淹れるより、更に苦味がないのが特徴。)等もあって、紅茶以上に実は様々な味わいがある。しかし、オイラは基本的に、サイフォン方式で淹れるコーヒーの方が好きだ。(でも、普段はインスタントしか飲まないけどねw)