迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

My favorite announcer vol.33

昨日はホント、すいません。月イチ企画の“My favorite announcer”更新日だったのに、急用が入って部屋に戻ったのが午前様w とてもじゃないが作業ができませんでした。<(__)>
さて、気を取り直して。今月の特集は、久々に女性アナの話です。一般的に、“アイドル系女子アナ”が認知される様になったのは、1980年代中盤…丁度“オレたちひょうきん族”や“なるほどザ・ワールド”等で、CXの一部の女性アナがパフォーマンスした事が起源とされている様だが、一介のアナヲタから言わせれば、それは途方もない“勘違い”であり、ラジオの世界に目を向ければ、それ以前から佐々木アナの様な“清純派”(?)なアイドル系女子アナはいました。その最たるモノで、“元祖”ともいえるのが、ラジオたんぱ(現:ラジオNIKKEI)の大橋照子アナ…そう“チェリーちゃん”です。

以前(てか、去年)、井口アナの存在がそもそものきっかけだと、井口アナの話でも紹介した訳だが、ラジオたんぱを選んだ理由が、単純に“JRAのオフィシャル実況放送局だから”というモノであった。てのも、井口アナであっても、その実況はあくまでJRAにおける“公式記録”としての実況ではなく、ただのRF単独の“私用(放送用)実況”でしかなかった。だからこそオフィシャル放送局のマイクで、“日本初の女性公式実況アナ”を目指したかったそうな。
しかし、ご存知の通り、この放送局は“競馬専門”ではなく、(短波ラジオ局といえど)通常の民間放送局と同じ仕事があります。通常と違うのは、日経系の放送局故に、株式市場に精通した番組を制作する放送局であり、平日の昼間は終始、兜町や北浜の証券取引所から市場取引の“実況”がメインで、残りの時間(週末全日も含めて)で様々な番組を制作するという風変わりな放送局です。まして、“実況アナ=男性、アシスト役=女性”という保守的な社風でもあり、研修で競馬場に行く事があっても、女性アナに対して競馬実況を教える程寛容な放送局ではありません。当然ながら、彼女は何度も懇願するものの、当時の競馬担当のチーフは頑として、首を縦には振ってくれませんでした。この状況を不憫に思っていたのは、実は当時チーフクラスまで出世していた長岡アナであり、だからこそ何らかのカタチで彼女に詫びを入れたかったのです。
だけど彼女には、ラジオのアナウンサーにしてはもったいないぐらいのルックスと、弾む様な声質がありました。だからこそ、それを活かす道筋をなんとか作ってやりたいと考えたとき、若者向けの夕方から夜にかけての娯楽番組を担当させてみようという動きがあった訳です。コレが後に、ラジオたんぱ史上初の“アイドルアナ”になるとはつゆ知らず。
そのきっかけは、担当していた若者向け番組、“ヤロウどもメロウどもOh!”(通称:ヤロメロ)での特番“アチャラカ王国物語”というラジオドラマで、彼女は“ナノヨ姫”なる役で登場し、その演技がリスナーにバカ受けしたのです。(丁度、“しゃべって”で、なんだかんだ言いながら毎回参加してるFさんみたいな状態w)コレ以降、その人気は不動のものとなり、実は“ヤロメロ”降板時には、全国からラジオたんぱ本社スタジオのある赤坂某所に、リスナーが大挙をなして押し寄せる程の盛況を博したのです。(で、この“アチャラカ王国物語”のシナリオを書いた“いやだよう”ってヤツなんだが、その正体は…ま、この物語の本は、大阪市中央図書館に所蔵がある様なんで、興味がある方は一読されるべしw)
やがて、結婚を控えていた事もあり、彼女なりに身辺整理をしようとフリーになる決断をし、コレが後にTBSにおける伝説のラジオ番組、“ラジオはアメリカン”を始めるきっかけとなる。が、その数年後、旦那の都合でアメリカへ行く事になり、殆どの番組を降板する事になる。しかし、唯一降板しなかった番組があった。それが、今日も放送されている“私の書いたポエム”という番組で、放送開始からずっと、長岡アナと一緒に番組を制作し続けてるのである。
現在はキチンと(旦那込みで)帰国し、そして最近でも古巣のラジオNIKKEIで(なぜかw)若者向けラジオ番組“テルネット・イン”をやっていた(※今月いっぱいで放送終了)。しかも、“アジアメ”時代からずーっとスポンサーがバムコ…もとい、某ゲーム制作会社ってのが、彼女の“最強伝説”をより確固たる地位に留まっている証拠である。また、既に50代後半なハズなのに、未だに20代後半?30代に見間違えられる程のアンチエイジング振りは、様々な憶測(共演している若手アナの生気を吸い取るだの、イベント後に気に入った若いリスナーの血潮を啜ってるだの…w)が、真贋はともかく(?!)飛び交う程だそうな。