迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

真面目にプライオリティ 創刊号(エスカレーターは、誰のモノ?)

このブログをご覧になられてる方、こんにちは。そして、検索で初めてこのブログに訪れた方、はじめまして。ボクはGuardian Quartet(ガーディアンカルテット)のリーダー、マーティです。今月から、毎月1回、原則として第二木曜日に、身障者や高齢者の福祉・介護に関する話題や、子育て世代に役立つ情報等をお伝えするコーナーを、ボクが担当する事になりました。どうぞよろしくお願いします。
さて、今回の話題ですが、あなたはエスカレーターに乗るとき、立ち止まって乗りますか?それとも歩きますか?コレは、基本的に東京と大阪ではエスカレーターの乗り方の違いはありますが、共通してる事といえば“二人乗りの場合は、片側を空けて急ぐ人を通す”という暗黙のルールが一般的ですよね。でも、基本的にエスカレーターは動いてる状態で“歩く”事は想定していない構造らしく、本来は立ち止まった状態で使うのが前提なんだそうです。

最近になって、横浜市交通局名古屋市交通局では、地下鉄の駅構内エスカレーターでの歩行は“原則禁止”という啓発運動を行なってるそうです。事の発端というのが、高齢者と子供が一緒にエスカレーターを利用してる後ろから、後方にいたサラリーマン風の男性がエスカレーターの列が“停滞”してる事に腹を立てて、子供を突き飛ばした事から、本来のエスカレーターの“使い方”を知ってもらおうというところから始まってるそうです。
確かに、進行方向に向かって動いてるエスカレーターを歩いて進んだ方が、早くホームに辿り着くのは解りますが、本来の“使い方”から考えると、かなり“間違ってる”としか言い様がありません。なぜなら、本来の“考え方”でいけば、階段での歩行困難な状況…例えば足を骨折していて松葉杖無しでは歩行できない状況とか、(マスターも経験があると思いますが…)腰や膝に痛みがあって歩行困難なとき、また、乳幼児を連れてる状況等、階段での昇降移動が無理な人にとって、エスカレーターやエレベーターは、まさに“助け舟”です。しかし、それを利用したい人が健常者に“通行の障害になる”として突き飛ばされてるという現実があります。
冷静に考えてほしいのですが、階段があるのに使わずに、どうしてエスカレーターを使うのか…もちろん、駅やデパート等の構造等にも問題があるのですが、運動不足からのメタボリック症候群(最近、こういう言葉ができたんですね。ボクの時代には、この言葉、あまり聞かれなかったなぁ…)を言われて久しいですが、それを改善する為にも、本来なら階段を使って昇降するべきではないでしょうか?急いでいるのなら、なおの事。階段で移動すれば、エスカレーターを使うよりも体力を使いますし、なんと言ってもムダにフィットネスジムに通わなくても、基礎代謝を上げる事ができますよ。話が逸れましたが、これからの高齢化社会では、むしろエスカレーターは、本当の意味で身障者や高齢者に対して“優先的”に使われるべきであって、健常者はむしろ、利用を遠慮するべきではないでしょうか?
このコーナーのタイトルでもある“プライオリティ(Priority)”とは、本来は“優先的”とか“優先事項”という意味の英語です。つまり、本当の意味で“優遇されるべき人”は、移動が困難な身障者や高齢者および妊婦、乳幼児ではないでしょうか。まして、少子化が進んでいるこの国では、妊婦はもっと優遇されるべきであるのに、放ったらかされている現実があります。こういった事も踏まえて、もう一度、エスカレーターやエレベーターの“正しい使い方”を学ぶべきではないでしょうか。以上、今月のレポートでした。

さて、今回が初めてでしたが、いかがだったでしょうか?“こんな事を取り上げてほしい”とか、“こういう情報を紹介してほしい”とかご意見やご要望がございましたら、コメント欄、またはメールでボク宛に送信してください。マスターと一緒になって調べてまいります。では。