迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

誰がやっても“解決”しない理由…

大混戦が予想される大阪府知事選だが、どうも勘違いしてる政治家が多い様だ。なぜなら、大阪府のこれからを選び、実践するのは大阪府民であって、東京在住の政治家や生活基盤を大阪に置いてないマスコミ記者には関係無い話である。しかし、どういう訳かこういう連中が“何も知らない”クセしてああだこうだと言いまくって、大阪のまともな有権者から選挙へ行く気を削いでいる。ある候補者に対して、この選挙が“デビュー戦”という新成人が、そのマニュフェストを聞いて一言、『中身無さ過ぎw』と一蹴したそうな。まさしくその通りである。若年層からバカにされてる時点で、その候補者は“世間知らず”というレッテルを貼られている事に気付いてほしい。そう、“タレントだから”とか、“若すぎる”とかではない、自分達に“身近である”という存在こそが、前回の大阪市長選での“結果”であって、政党や既存のマニュフェストなんて“どうでも良い”のが若者の考えである。そして、今までの“改革路線”とは常に“若年層中心”の政策であり、そういう感覚こそが、実は経済や産業の発展を促してきた。それに対してブレーキを踏む、臆病な爺は要らない。

そう、この国の“間違い”は、根本的に若年層をバカにしてきた事から始まると言っても良い。彼等は常に、“大人の汚い面”を見てきて辟易している。その感情は、いつの時代でも同じだ。ただ、それがわかるのが早いか遅いかである。本質を知ってる者は、自分が老いたるを知って若者に道を譲るが、その感覚がズレると、“いつまでも自分は若い”と思い込んでしまう。そこに間違いがある。
ある程度歳を重ねると、イヤでも自分の“限界”が見えてくる。その時に何ができるかは、自分の人生経験がどれだけ深いかで決まる。しかし、“老いてなお現役”な方は、本音は後継者に道を譲りたいのに、周囲がそれを嫌う。が、それをわかってる者は、素直に“引退表明”を聞き入れ、最後の花道を飾ってやろうと奔走するし、その存在を後世にまで伝える。なぜなら、若くして実績を詰んできた事や、苦労して栄冠を掴んだ事が評価されているのであって、単純に“長生き”が良いとは微塵も思ってない。つまり、吉田仙人が未だに園田競馬場…否、全国の競馬ファンに愛されているのは、今日に至るまでの波瀾万丈な半生と、その経験から裏打ちされる正確な実況が共感を呼んでるのであって、ただ単純に“最高齢の競馬実況アナ”というだけじゃない。それと同じで、高齢者でも慕われる者は、“何時どんな事が起きてもおかしくない”からこそ、若年層を大切に思い、本音で指導する。勘違いしてる者は、それができない。だから、若年層に見下されるのである。
つまり、選挙の投票率が下がってるのも、財政赤字が改善されないのも、そして景気が先行き不透明なのも、すべては若年層をバカにして方針転換の機会を逸したツケであり、ヤル気を起こす材料を潰してきた罪である。そして、情報そのものがかなり偏ったモノであり、考える時間すら与えなかった事が、この国をダメにした原因である。
結局は学歴や年齢ではない、本気で“大坂が好きやねん”という思いだけで何をするべきかであって、“部外者”の意見は無視するに限るのが賢明であろう。本気で大阪を…否、関西を憂いでくれるならば、周辺地域の“部外者”は、ただ見守るだけで良いと思う。これからの“大阪”を決めるのはオイラ達大阪府在住の有権者であって、政党や国会議員が勝手に決める事ではない。もし、それを邪魔するのであれば恐らく、大阪から国家を揺るがすクーデターが起きるであろう。