迷馬の隠れ家 はてな本館

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発想の転換こそが勝負のカギw

橋下知事誕生から1週間が過ぎようとしてるが、ここに来てヘンな文句を言いつけるバカが現れた様だ。ま、土地柄上の“虎ジョーク”なんだが、トラキチじゃない事を理由にリコールを訴えるのは、セクハラを理由に今までの功績を否定をする以上にバカ発言である。ま、こんなのはカワイイ方だが、問題は、そういう“些細な事”にとらわれて、肝心の“重要案件”を疎かにしてないかという部分だろう。
例えば、高知競馬場がまた存廃問題で揺れてる訳だが、ドコの競馬場でも同じ様に、地元住民は始めから“廃止ありき”で議論を進めていて、遠方の競馬ファンや、地元活性に躍起になっている企業の意見等は一切聞き耳持たずな態度を取っている。コレでは、競馬廃止によって一過的に県の財政が立て直せても、その後が続かなくなって大阪府の財政を笑えなくなる結果を招きかねない。また、一昨日の話でも示した通り、ガソリン税を廃止したとしても、その後の国の収入をどうするかは、誰も提案がないのであって、それが結局、国民の所得税や住民税に跳ね返って、更に景気を悪くしかねない訳である。

食品に関する様々な問題がここんトコ頻発しているが、要するに根本的な“問題”を、誰も指摘してないどころか、それを隠れ蓑にして国民をバカにしてる輩がいる訳である。だが、それこそが“問題解決”の糸口である。
つまり、現状が思わしくないからこそ、思い切った“方針変換”をやるべきであり、その為には時として“些細な事”にとらわれない姿勢が必要となる。言い換えれば、“トラキチじゃない人物が大阪府知事になるべきではない!!”とか、“赤字運営をする施設なんか今すぐ廃止してしまえ!!”なんていうのは、問題の論点からズレた言い訳であり、活用方法を見出せないからこその言い分である。つまり、折角の“資源”を使いこなせないが為に“ムダ”にしてしまってるのである。
逆を言えば、“ムダを省く”という事は、“ムダ”と思ってる事を“活用する”事から始まる事であり、それをどう発展させるかを論議するべきなのである。例えば、京セラドーム大阪の場合、最初から開発・運営を民間企業に任せておいて、その開発経費を免税しておけば、施設内や周辺の売店の売上やイベント(プロ野球興行含む)での施設利用料等から消費税や酒税等の間接税で巻き上げる事もできるし、当然ながらテナント料収入から法人税所得税等でシェアする事ができる。つまり、利用者の使い勝手を無視するから使えない代物になってしまうのである。また、住之江競艇が息を吹き返したのは、なにも3連単導入やナイタ―設備が整っただけじゃない。周辺地域の環境が、競艇場を中心とした“アミューズメントゾーン”として再開発されてきた事が、周辺商店の活性化に結びついたからである。
要するに、古い習慣に固執する事が原因で起こってる閉塞感を打開するには、そこにとらわれない自由な発想と、既存の施設が活用できてない理由を払拭する事である。言い方を換えれば、従来の“役所体質”で空論を展開するより、現状の施設の再活用と民間企業への“運営移譲”を積極的に行なえば、今までの“ムダ使い”がチャラにできるというモノである。明治時代の富豪達は、国家や自治体に財力がない事を知って、都市計画等の開発を肩代わりして利益を得た。でも、その利益はすべて、地域住民の生活保護に役立てようとして、様々な施設を国や自治体に(税金代わりに)譲渡した。だから、今度はその“逆の発想”で片付ければ良いのである。