迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

My favorite announcer “NEXT" vol.12

さて、今月の“NEXT"だが、マイナー級(と言えば、当の本人達には失礼なんだが…)同士の対戦という訳で、同じOBCでスポーツ中継の担当をやっている、中井雅之アナの話をしましょう。濱野アナと違って、元々OBCの局アナだったのだが、“ある事”がきっかけでOBCの“社員”として居辛くなった…そんな経験を持つ彼のエピソードを。

そもそも放送業界に興味を示す様になったのは、公開番組のスタジオ見学でフロアーディレクターの“インカム姿”に憧れて…という、なんかヘボい…もとい、渋い部分からの始まりだったそうな。で、どこをどう間違えたのか、なぜか他局のアナウンサー試験を受けて、結局内定が貰えずに“就職浪人”になってしまうんです。しかし、この事がきっかけでアナウンサーになるための勉強を始め、1年越しでOBCのアナウンサーになるのです。(ちなみに同期は、現在もOBCに在籍している原田年晴アナ。)
SUN-TVばりの生粋の“長田っ子”で、若干血の気が多い性格なんだが、見た目ではそれを感じさせない線の細さがある。それがOBC入社当時から、かわいらしいルックスなのに若干泥臭さもある原田アナとは対照的な印象を与え、原田アナの“朝の顔”のイメ―ジと対抗する様に、若者向けの深夜番組を中心に活躍する様になる。有名なトコでは“OBCブンブンリクエスト”の金曜日を担当していた事を覚えてる方も多いだろうが、アニラジが好きな方は、彼も実はアニラジを担当してた時期があったと言えば、多分驚かれるであろう。入社してすぐぐらいに、水野清文アナが担当していた“アニメトピア”という番組の“二代目マスコット”として登場してるのである。この事が縁で、あるアニメ映画で(チョイ役だが)アテレコに参加してたりもする。(当時のアニヲタどもなら、誰もが知ってる有名な話ですw ちなみにその作品のキャラデザは、ナムコRPG“テイルズシリーズ”でお馴染み、いのまたむつみ氏が手がけてました。)
しかし、結婚を期にするかの様に、彼に災難が降り掛かった。スポーツ中継にも借り出される激務が祟って、自律神経失調症になってしまうのだ。この事で度々休む事が多くなったのが原因で、OBCに居辛くなってしまい、当時の嫁さん(彼はバツイチw)の勧めでOBCを退社し、フリーになる事となる。そこで世話になるタレント事務所が、実はやしきたかじんが経営しているトコで、この事が縁で、たかじんの出演するテレビ番組には、ちょくちょく登場する様になる訳である。コレがきっかけで、いつしか原田アナ同様に“オバ様達のアイドル”に進化した訳である。だが、原田アナと違うのは、彼の場合はテレビに出演する機会が多い事と、フリーアナゆえに、様々なイベント取材などで活躍する機会に恵まれている事である。
さて、彼が抜けた後のOBCだが、実はこの事を境に、次々と一線級のアナ達が引退していったのである。その“原因”が、人件費削減のためと、著名パ―ソナリティーの確保ができなくなった事を受けて、吉本興業が“全面バックアップ”の名の下に、多くの芸人をOBCの番組に注ぎ込んでジャックした訳である。(もちろん、今でもその隙間を突く様に、松竹芸能や他の芸能プロダクションのタレントが番組を持ってますが…)一時期は、NRNからのネット番組を除いて、ほぼ全時間を“吉本枠”にしてしまった程である。とはいえ、“ドラマティック競馬”を主軸にした週末のスポーツ中継存続のために、スポーツアナの確保が急務となった訳である。現在、彼はその要請に応えて、古巣のOBCで競馬以外のスポーツ中継の実況アナとしても活躍している。
こないだの大阪国際女子マラソン観戦で長居スタジアムに行った時、丁度中継から戻ってきたOBCの中継車を見た。そこには実況を終えてクルマから降りた彼に、オバさま達が群がってる光景がありましたw まだ仕事が残ってて忙しいのに、気さくにオバさま達に笑顔で答えるその姿は、あの人の背中に似てる様な…。