My favorite announcer“NEXT” vol.13

昨日の“対戦相手”というには、(失礼ながら)格下なんですが…あえてこの時期に登場してもらいましょう。MBSきっての美形(?)の男性アナで、かなりのクセ者、野村啓司アナです。平松市長や佐々木アナとは同期の桜で、そこはかとなく“おぼっちゃま”な雰囲気を醸し出す物腰…でも、意外とデリケートでなぜか“ヘンな噂”が出る程勘違いされやすい仕草を見せる“おもしろカッコいいw”アナなんですw でも、最近ではテレビでの活躍は殆どなく、もっぱらラジオの仕事に専念している彼の心境の変化とは…ラ・テ県営局に在籍するアナウンサーなら誰しもが抱える葛藤を、オイラなりの解釈で紹介しようという訳である。

京都生まれの伊達男。高校時代の写真(“あどラン”本２冊目参照)を見ると、いかにも当時の女性なら“放っておけない”ほどのハンサムボーイ。確かに見た目の格好良さでは、平松市長や近藤(光)アナと比較したら、ズバ抜けた存在感ではあるが、いざ喋るとバリバリの関西弁と若干しゃがれた感じの声がタマに傷。しかも、顎にホクロがあるモンで、スタッフがいないとファンから征平タンと勘違いされる事もしばしばw 実はその事が原因で、桑原家と野村家は親子２代でバトってたなんて事も…ま、その話は追々やるとして、元々テレビで映える顔つきだった事もあって、若いうちからテレビでの仕事がメインで、特に昼間の番組での活躍が目立ってた。特に彼の名前がメジャーになるのが、“すてきな出会い いい朝８時”でのMCである。
この番組、元々は八木治郎のメインMCで始まった番組だったが、その方が亡くなられ、立川清登にチェンジとなった時点でこのタイトルになった。で、この時に彼はレポーターからMCへシフトチェンジした訳である。それから1996年に西靖アナにバトンタッチするまで、土曜日の朝の顔として、そしてJNN系列の“名物アナ”の一人として知られる様になる訳である。
そんな彼だが、一時はその“美貌”も危ぶまれた時期がある。過度のストレスからか、後頭部に10円玉６枚分以上の円形脱毛症を作ってしまった訳である。さすがにコレに焦った彼は、その事を同僚におちょくられるのがイヤで、ついつい後頭部に手を当てる変なクセが付いてしまった待った事も…。(ちなみに啓ちゃんのハゲをよくからかったのは、“ヤン金の女王”佐藤良子アナだったのはいうまでもないw)
そして、その“土曜日の執事”だった彼に、もう一つのメイン番組担当のチャンスが巡ってくる。コレが“アップダウンクイズ”の後釜番組として作られた“クイズひらめきパスワード”である。が、この番組自身、最初の頃こそ“視聴者参加型クイズ番組”の形式をとってはいたものの、参加条件が“グループ”だった事がアダとなり、途中でタレント対抗方式に変更。しかし視聴率が悪すぎて、結局彼は降板の憂き目に遭うハメに…。だが、“あどラン”では常に角アナ同様に人気アナの一人として、ファンには親しまれていたのはいうまでもなく、逆にいえば彼自身の自惚れを助長してたのかもしれない。
そんな彼が、なんで今はラジオ番組をやっているのかと言うと、そのきっかけは“気分はアクティブ”の水曜日を、三好俊行アナと週替わりで担当したあたりにある。この時は三好アナ自身が暴走しまくって、なかなか啓ちゃん自身が喋る機会がなかったのだが、ファンというのはトコトン敏感で、なんとかして“啓ちゃんにラジオのレギュラーを持たせたい”と懇願する様になる訳である。コレが後に、角アナがラジオから“撤退”する遠因になるとはつゆ知らず。で、お昼の番組をイジる時に、“すみからすみまで角淳一です”の後釜番組にメインパーソナリティーとして登場する事となる。この後、時間帯を夕方に切り換えて、現在の“ノムラでノムラだ♪”になる訳である。競合する番組はいくつもあるものの、現状ではそこそこ健闘してる様である。そういう事もあって、現在は“専属パ―ソナリティー”という肩書きでアナウンサー室から籍を外している。もうすぐ定年ではあるが、番組が続く以上はラジオのマイクで喋り続ける事になる。で、タマに“ちちんぷいぷい”でロケに出る事も…wだが、今の彼にとってテレビでみっともない姿を見せるよりも、ラジオで暴走してる方がラクなんだろう。
ただ、最近は“あのバトル”が再燃しかねない状況になりつつあるようである。てのも、征平タンがKTV定年後、ABCラジオで番組を持つ様になったからである。同じ京都出身で、なぜか実家も自宅(西宮市内)も近所w 当然ながら子供達の通う学校も同じで、同じ塾に通わせていた事もあって、親子２代でバトってたのは、近所ではかなり有名な話だったらしい。しかも双方、かつては土曜日の朝の番組(“いい朝８時”vs“土曜大好き830")で“激突”してたモンだから、いろんな意味で仲が悪いw 現在でも毎週木曜日は、ある意味“きな臭い”状況なんです、実はw