迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

“平和の祭典”といえど…

開催前から、不穏な動きが見え隠れしている北京五輪。そもそも、“オリンピック”は古来より、戦争の代わりに行われていた、各国の兵士の戦力を“イベント”として一般市民に公開した“演習”である。だから、現在の様なエンターテイメントな意味合いよりも、“殺戮のない戦争”の意味合いの方が本来の姿といってもいい。事実、種目によっては軍属の選手の方が有利な種目もあり、特に“近代十種”という種目は、参加選手のほぼ全員が、各国の陸軍兵士である。(ちなみにコレは、水泳と陸上、さらに乗馬や射撃等、10種類の競技を一人ですべて行うヤツで、種目ごとではなく総合得点で競う。)地味な種目といえど、実際はこっちの方が本来の“メイン種目”であって、TV中継等が入るメジャーな種目は、むしろ一般人の目を逸らす“エスケープコード”の部分である。

さて、混乱が続く聖火リレーだが、コレもそもそもはナチス・ドイツが提案したイベントで、表向き上は“平和の行進”だが、真の目的は欧州全土の“侵略時の潜入コース”を知る為のスパイ行為だったとされる。言い方を変えれば、ナチスの“野望”を逆手に取ってイベント化したのが現在の“聖火リレー”であり、開催国が中止すれば何の問題もない“儀式”なのだ。つまり、今回のチベット問題に絡んだデモや妨害も、結局は欧米諸国の“黄猿アレルギー”が招いた“マッチポンプな騒動”であって、それに中国が踊らされているに過ぎない。
もっと冷静に考えて欲しいのだが、そもそも中国にオリンピッック開催を認めたのは、当の主要欧米諸国であって、コレ(五輪&万博失敗)をきっかけにアジアの活気を削いで、自分たちの経済発展を促進させる狙いがあったのであろう。しかし、蓋を開けると自分たちだけじゃなく、全世界の経済がダメージを受けているモンだから、ややこしくなってるまでに過ぎない。そう、既にグローバル化は欧米諸国の考え得る範疇を超え、中国や日本だけでなく、すべての国々が経済不安を抱えてしまう程、国際的な問題となっているのである。ところが、政治のトップ達は、残念ながらそれに未だに気付いていないのだ。
民族問題にしろ、宗教紛争にしろ、そもそもは首脳クラスが現場を知らずに、むしろニート同様に与えられた情報だけで右往左往してるのである。インターネットの情報なんて、所詮は一部の情報を誇張して伝えてるだけに過ぎなくて、真実は一切伝わっていない。だから、現実を知る為には、自分の感覚を研澄まし、できるだけ真実を求めて現場へ駆けつける事が重要であり、それができないなら現場からの情報を、一番信頼できる親友からもらうのが肝心なのだ。
つまり、自分の範疇内に無い情報を提供しろと他人に言われても、答える必要は無い。そういった“他力本願”な情報収集は、真実をぼかしてしまうだけである。だから、たくさん情報が流れても、それに流される必要性は無い。むしろ、本当の意味で北京五輪に…否、中国政府に抗議するなら、報道規制やボイコットではなく、参加して“現場で喧嘩”をすれば良い。そう、中国の代表選手を、競技結果で倒せば良いだけである。中国人もまた然りで、わざわざフランス系企業に殴り込むよりも、別の方法でやる手段として、オリンピックを利用してやれば良いだけである。自分たちの立場をこれ以上、政争や利権問題で使われたくなければ、それを逆に利用して“真の悪”を暴けば良いのである。(ま、そんな度胸のある政治家や選手が、この世にいないのが現実だけどなw)