迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

その言葉、責任持てますか?

さっきTVを見てて、かなりムカついてます。何が“一児の父”ですかい!!アンタのその発言、巡り巡ってアンタのガキが傷付く言葉やぞ…っと画面に向かって吠えたくなりましたねw
確かに、最近の少年犯罪は、昔の事情(終戦直後の混乱から派生した部分)とは違うのはわかるが、だからといって厳罰化する一方でその後の“社会復帰”に関する部分は、何ら語られていない現状がある。まして、大人の犯罪でも、刑務所の方が安全で居心地が良いからと再犯を繰り返すケースが、特に高齢者に多い実態を知らなさすぎる様な気がする。つまり、実名報道だろうが匿名だろうが関係なく、犯罪を繰り返す者は、社会から完全に“取り残された”弱者である事がわかっていない。で、未成年はむしろ、凶悪犯罪の経歴も一種の“勲章”みたいに感じてるバカが多い。コレを是正できるのは、本来は地域の長老…しかもいわゆる“頑固親父”系の人間だったハズなのに、今の社会にそんなヤツは皆無に等しい。否、そういう正義感すら“犯罪”になってしまう社会になってしまった事に、誰も気付いていないのだ。

現在の子供達は、ある意味“不幸”です。なぜなら、家庭において本来なら学校や塾の帰りを待って迎えてくれる存在や、その日に経験した事を語り合う存在が、自分が帰宅する時間に居ない家庭が増えてるからです。そう、何気ない家族の会話が減ってるからこそ、自分の子供がどんな目に遭っているかも把握できずに問題が深刻化するんです。
共働きで忙しいのは、この世の中だから仕方ないとしても、子供と会話する時間は、何らかのカタチで持つべきであり、休日家族が全員揃ってる状況なら、一緒に休日を楽しむ様に努力するべきです。もちろん、各家庭の事情があるのは当然ですが、本来の“家族”ってのは、血の繋がりだけじゃなく、心の絆が強く結ばれた状態を指すのではと、オイラは考えている。まして、女性が社会進出して嫁さんがバリバリ働いているんだったら、そのフォローを旦那がしなくて放置したままだと、結局子供は“身近な大人”を見限って凶行に及ぶ可能性が出てくるんです。
つまり、犯罪者の“更生”に必要なのは、世間からどんなバッシングを受けようとも見捨てない“家族愛”であり、それを支える地域の心意気です。どんな不良グループでも、自分達の仲間が傷付けられれば、直ちに反撃の態勢を整えて相手に殴り掛かるのと同じ様に、本来の“家族”ってのはどんな困難も一丸で乗り越えようと奮起するモンです。その為に、謂れなき誹謗中傷を受けたとしても、本当の意味で“守るべき者”の為に戦えるのが、“家族の絆”じゃないでしょうか。それを世間に示せた時、どんな重罪を背負った者でも更生はできるハズです。できないのは、家族がその者を見限って絶縁してるからであり、“自分は関わりたくないから…”と言って、現実から逃げるからです。逃げたって、血縁がある以上は家族として責任を持つのが義務であり、それ故に誹謗中傷された時は、その相手に対して名誉毀損を訴える権利も発生するのです。
だから、どんな発言をするにしても、その言葉が後に自分自身に返ってくる覚悟と、その一言で傷付けられた者に対して責任を負う事が発言者の義務であり、それ故に社会で自分の家族がやった失態に対して言い訳をせずに償う事が、家族としての“責務”です。