迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

メディアウォールに気をつけろ!!

タイトルを見て、“何だそれ?”と思ったあーた、コレは今日の某新聞に載ってたコラムのタイトルなんだが、内容をさらっと読んで把握した範疇でいうと、要するに最近の報道は、国民にとって知っておかなければならないニュースの詳細を、別の話題にすり替えて“抹殺”してるという内容だった。つまり、北朝鮮拉致問題にしろ、アメリカのサブプライム問題にしろ、その“顛末”を伝えるべきマスコミが、何かを恐れて他のニュース…例えば某国会議員の汚職問題とか、不倫騒動とか…で誤摩化され、有耶無耶になっているという事だ。

もちろん、過度な追跡は眉を顰めてしまうモンだが、重要な項目…例えば地球温暖化の各国の取り決めとか、消費税や後期高齢者医療保険制度の閣議決定とかは、国民の最大の関心事だったのに、それらは他のスキャンダルですべて有耶無耶になっているのだ。
そう、今回の後期高齢者医療保険制度にしたって、消費税の問題にしたって、そもそもの言い出しっぺは野党の某党首なのに、その責任を現行の内閣に押し付け、ただ“政権交代”という名の定置網で有権者確保に躍起になってるだけなのだ。その“実態”を他の話題にすり替えているのは、いうまでもなくマスコミであり、マスコミにしてみれば“ペンの正義”よりも“喰いブチ確保”が優先で、本来の報道の意義から逸脱してるのである。
つまり、報道というのは世間に政治腐敗や社会問題をただ伝えるだけでなく、世間に広く問いかけ読者とともに考える場を設けるのが本筋であって、いっちょかみな“ジャーナリスト”もどきが一方的に、メディア上でバカ騒ぎする事ではない。つまり、現場の声と世間を取り持つ“窓口”でもあらねばならないのだ。
もちろんそれは、日本だけの話ではなく、全世界のマスメディア共通の“問題点”であり、本当の意味でマスコミは“庶民の味方”として、腐敗した権力と真っ向勝負する“切り込み隊長”を務めてナンボなのである。故に、かつての報道機関は、時として政府から弾圧を受け解体を余儀なくされたケースが多々あった。だがそれは、後世の人々に自分達の時代に犯した“過ち”を繰り返さないでくれという合図でもあり、語り継ぐ事によって、これからを生きる為の指針を示しているのだ。それを知らずにマスコミの記者を騙るなら、それこそメディアの“本当の敵”である。