迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

シンの独り言…その3

こんばんは。俺一人で何か書いても良いという企画も早いモノで、もう5日目です。今日は、こないだの初盆での経験でも話しましょうか。

まず最初に、やっぱり憧れの映画監督にあって話をしたい思って、周囲を探したんですが、なかなか見つからなくって途方に暮れたんです。で、そんな俺を見かねたマーティさんが俺の手を引いて、その方のトコに行ったのですが、あいにく次の作品の製作中ということで、撮影スタジオに籠られたままで、姿を見ることすらできなかったんです。で、仕方がないからマーティさんに競馬場への行き方を教えてもらい、そこへ行ってみたんです。冥府でも、ちゃんと競馬があるんですね。すぐさまスタンドに上がろうとすると、懐かしい声がしたんです。ええ、生前時にお世話になった解説役の大川さんと中西さんです。お二方も、俺があまりにも早くにこっちに来た事を驚かれ、そんな話をしてると、戸山調教師にも逢えたんです。もちろん、ライスシャワーやワンダーパフューム、サイレンススズカもいましたね。でも、ちょっと驚いたのは、こっちでは、生前が人間じゃなかった者も、普通に話せるんですよ。なかなか面白い話も聞けたのですが、それを話したくても話す事すらできないのが残念で、仕方ありません。
でも、この場にいられるのはあくまで、ほんのちょっとの間であって、いずれ転生の時が来れば、ここでの経験など忘れて、ゼロからの状態で次の“生命”として離れる事になるんです。だから、本当は次何時逢えるかわからないんだそうです。ただ、俺の場合は次の“転生”までに時間が掛かるらしく、とりあえず迷馬さんの下でマーティさん達と一緒に住む事にしたんです。それに、俺はまだ、この世に“未練”が残ってますから…。