迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

My favorite announcer vol.46

さて、今月もこの時間がやって来たのだが、本題に入る前に、昨日お伝えした“事件”の続報について、オイラなりに話をさせてもらう。どうやら、地元のマスコミに対して“犯行声明”を出した様だが、こんな事でしか話し相手を見つけられないとは、犯人も“小さい”ですなぁ。確かに、その団体が存在しなけりゃ、そんな事をしなくても済んだだろうが、逆を言えば他の誰かを傷付けていた可能性もある。そんな弱くて小さいヤローが、粋がって爆弾テロなんかするモンじゃねぇ。大体、そういうバカは大凡の場合、夢から醒めた時に頭抱えてるのがオチ。正義の名の下において武力を用いるのは、結局のところ“自分は弱い”と言ってる様なモンだ。
ま、事件に関しては続報が入り次第、別件で記事を上げる事にして、今日の本題に入ろう。今月から年末にかけては、“ラジオスター対戦”という形式で話をやっていこう。で、今月はいきなりだが、“80's南北対戦”と称して、まずは本編で九州の雄を、で、明日の“NEXT"では“北の兄貴”を紹介する事にしましょうw という訳で、今月はKBC九州朝日放送のドン(?!)、沢田幸二アナの話です。現在でもラジオを中心に活躍しているKBCの看板アナだが、一度はその最前線を離れた時期もありました。かつてオイラも、ラジオの遠距離受信にハマってた時期があり、その度によく名前が出てきたモンです。なにぶん、オイラが知ってる範囲は、今から20年前の話ですから、若いファンは知らない事も多いのでは?

ちょうど20年ぐらい前は、未だラジオが華やかだった頃。そんな当時のオイラの愛読書は、三才ブックスが発行していた“ラジオパラダイス”という雑誌でした。で、ここのDJ人気投票では、必ずといって良い程、CBCの小堀アナと人気が二分してて、この雑誌でも放送局の枠組みを越えた対談や特集が組まれた程の人気者でした。この当時は当然、深夜番組をやってまして、コレが現在、昼間に時間帯を写して放送されている“PAO〜N”なんです。そう、この番組がなければ、KBCは一度籍を外したアナを復帰させるなんて考えなかったと言っても過言ではないのです。
ま、地元ファンならご存知だとは思うが、番組中にはしつこ過ぎるベビーリスナーに対して暴言を吐く毒っ気のある部分を見せるが、スタジオを離れてリスナーに逢う時には、信じられないぐらいに優しい一面を見せる器用さがあり、それが当時の福岡のハイティーンだけじゃなく、遠距離受信でなんとか受信できた遠方リスナーのハートを鷲掴みしたのはいうまでもない。それが、雑誌の人気投票でも“組織票”としてカウントされる程の人気ぶりだった訳である。
そもそもはスポアナとしてデビューしてたハズなんだが、福岡国際マラソン中継での大チョンボ(中間地点で適当な実況をした)が、結果としてスポーツから遠ざかる原因となった訳である。で、回ってきた仕事が、深夜の若者向け番組でのパーソナリティーという訳で、コレが後に全国のラジオフリークにバカ受けし、気が付けばCBC小堀アナとLFニッポン放送の上柳昌彦アナ(彼に関しては、後日取り上げる予定です)、そしてSTV明石英一郎アナ(彼は明日、取り上げます)とで“ラジオ四天王”と称され、多くのファンにその名を知らしめしたのです。
が、そんな人気絶頂時に、思わぬ人事異動が下される事となる。そう、デスク業務を行う様、ラジオ制作部への異動を命じられてしまったのである。コレには全国のファンを悲しませ、そしてそれは80年代の“ラジオの終焉”を意味していた。この後、KBCは未曾有の“ラジオ低迷時代”に突入してしまうのである。それとほぼ同時に、ライバルのCBC小堀アナとSTV明石アナもテレビへ鞍替えし、ラジオ単営局のLF上柳アナだけが残されてしまう格好となったのである。(ちなみに、彼に関してはこの時期、フリー転向の噂もあった)
だが、ラジオの神は沢田アナの事を見捨てなかった…否、KBCはかつての“英雄”に行った惨い仕打ちに対する“しっぺ返し”を喰らったのである。深夜の時間帯はもとより、他の時間帯でも軒並みリスナーポイントが下がり、更にはその影響がテレビの視聴率にまで及んだのである。そこで、なんとかファンを呼び戻そうと考えた挙げ句にやったのが、“現役復帰”という苦肉の案だった。この“空白の期間”で、かつての“PAO〜N"リスナーは大人になり、深夜から昼間の時間帯でラジオを聞く立場になった事を受けて、昼の帯番組として復活させたのである。そしてそれを機に、KBC全体が息を吹き返した訳である。
今ではすっかりオヤジ化している様だが、今でもリスナー想いな態度は変わらない。そして多くのファンは、今でも交流があるという。そんな気さくなアナウンサーが、最近減ってしまったと感じるのは、オイラだけだろうか。