迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

ふいに気になって…

競馬場のある府中から予約してるホテルへ向かう途中、ふと京王の路線図を眺めていると、マーティが
“ちょっと、曙橋に立ち寄る時間ありますか?”
と聞いてきた。競馬帰りのファンで混雑してる準特急の車内での話だw しかもiBook G4が入ったリュックを背負ったままである。早朝6時に新大阪を発って、既にクタクタだったが、たまにしかオイラ、東京には行かないし、まぁ…付き合ってやるかと腹を決め、明大前で都営地下鉄新宿線乗り入れの急行に乗り換えた。普段、東京競馬場へ向かう時と違う、通称“新線”といわれる区間へ入り、乗り入れ先の新宿線曙橋に到着した。

競馬場を出るまでは堪えてくれてた空は、夕闇とともに泣き出した。急いで近所のコンビニでビニ傘買って、商店街を歩く。かつてそこは、CXフジテレビが現在のお台場に引っ越すまで“鎮座”していた為、通称“フジテレビ通り”と呼ばれた場所だ。今でもその名残は、跡地に建ってるマンション敷地へ向かういくつかの階段や坂道に残っている。どうやらマーティの目当ては、かつての仕事場がどんな風に再開発されたのかが見たかった様だ。そしてその気配は、彼の“生前さん”が入ってた病院まで続いていた。(そういや去年読んだ、松倉アナが書いた本に、なんでここに入院したんか、詳しい経緯が書いてあったな…)
“すっかり変わっちゃったな…でも、この病院だけは、今もあるんだね。正直、懐かしさと悔しさが…上手く言えないけど、ボク自身の気持ちの中で、絡み合ってるみたい。”
もしも“生前時の郷愁”という感覚が、今でも未だ残ってるのなら、この感覚がそうなのかもしれない。だからこそ、やっとここに来れたという思いと、もっと早く行ってやるべきだったという思いが、オイラ自身にも込み上げていた。ただ、報道部の“別館”が未だ近所にあることが判明したとき、マーティと一緒に恥ずかしくなったw ま、建物内に入った訳じゃないから別段良いんだが…。
商店街に戻り、定食屋で夕食を摂りながら、しばし往世の頃を想った。“あの駅を通勤に使ったのかな…”とか、“この道をロケスタッフはダッシュしたのかな…”とか、あの頃を考えていると、不意に千里丘時代のMBSとダブった。地理的によく似た場所にスタジオがあったのに、方や商店街どころかコンビニすら、つい最近までなかった様な辺鄙な場所、こっちは住宅街と総合病院がごちゃ混ぜで存在し、かなりの賑わいを見せた場所…もちろん、立地的な条件は圧倒的に都心にあるCXの方がアレだが、だからこそ万博公園で波長が合ったのかもしれない。そんな偶然に感謝しながら、曙橋を離れた。(その後、ホテルの最寄り駅を間違えて、重いリュックを担いで京急蒲田駅周辺を彷徨ったのは、いうまでもないw)