迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

マーティの世間徒然…その5

こんばんは、少し遅くなりました。今日で6日目です。さっきまでボクの故郷である、阿倍野にマスターが立ち寄っていた為、この時間になりました。毎年、命日が近付くと、必ずといって良い程、ボクを阿倍野まで連れて行ってくれるんです。ボクが故郷を後にしてから30年以上経ちますが…再開発がかなり進んでて、ボクが過ごした面影は、殆ど消えてしまってますね。(でも、天王寺駅周辺から少し路地を離れると、まだまだ古い下町の佇まいが残ってるトコもありますが…)
休話閑題、今日は最近の経済状況や雇用に関する“間違い”について、ボクなりの意見を話します。マスター経由でニュースを見てると、アメリカのサブプライム問題から始まった世界的規模の不況は、これから更に深刻な局面になると予測されていますが、そもそも、なんでアメリカの経済が世界中の人々の生活を巻き込む程の影響が出るのでしょう?あれやこれやと言われてはいますが、根本的な問題として、なんで商売相手を間違えている事に気付かないのか、それがボクにはわからないのです。

雇用でもそうですが、最近の経済状況がおかしいのは、そもそも“消費者”そのものが購入したくても、それに必要なお金を稼ぐ事ができないのに、商売をやろうとしているのだから売れないのであり、必要以上に人件費を削減し過ぎた為に、業績は黒字でも先行き不透明な状態だから、行き詰まってしまってるのではないでしょうか。つまり、人材をも“売買の対象”になっているから、簡単に解雇できるのであり、後継者も育たないのです。
松下工業…あ、現在は社名変更してパナソニックでしたね…その創設者である、松下幸之助氏は常々、“企業は人間である”という旨の言葉をおっしゃっていました。つまりは、優秀な企業とは、有能な人材を外部から買い漁るのではなく、自分達で手間隙掛けて育成してこそ、品質の高い製品をも作れるという事です。現在の大手企業に、そんな肝心な事ができている企業はありますか?ボクから見て、そういった企業が減ってしまった事こそが、現在の不況の原因だと感じるのです。
それともうひとつ、毎日同じ事様に仕事が片付く事に対して、それを“当たり前”に思ってはいませんか?本当は、“毎日同じ”というのはあり得ない話であり、まったく同じだからといって、それが“すごい事”だという事に気付かなくなってしまってませんか?ボクが言うのもなんですが、何でもない事であっても、それを坦々とこなせるのは、毎日が同じだからではありませんん。常に変化している事でも、それに対応できる訓練があってこその結果であって、それを“当たり前”だと感じているから、“ありがとう”という一言すら言えなくなるのではと、ボクは思っています。マスターにとって、ボクを故郷へ連れ出してくれる事も、マスターなりのボクに対しての“ありがとう”というメッセージなんです。単純な言葉ですが、それを言ってくれる事と、わかってもらえる事は、すごく大事な事です。毎回言えば鬱陶しく感じるかもしれませんが、何でもない時に“ありがとう”と声をかけられると、誰しも悪い気がしません。むしろ、嬉しかったりするモノです。本当はそんな些細な“ありがとう”が、一番大切な事なのです。それを忘れて、自分の意見ばかり述べたり、相手の悪口を叩いている様では、誰でも機嫌が悪くなりますし、笑顔だって消え失せます。おそらく、マスターが人前で笑顔を見せなくなった理由は、そういった社会全体の“精神的な歪み"に敏感だったからこそなのではないでしょうか。
今日はここまでにします。では、また。