迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

巻き添えなしで一人で逝け!!

WBC二連覇で沸き返っているから、そっちをネタにしてもよかったんだが、どうしても許せない事件があったんで、手短にそっちをやる事にする。(だって、鯖落ち激しいモンw)

23日午後8時10分ごろ、東京都千代田区丸の内1のJR東京駅・中央線1番ホームで、男が電車を待っていた小平市の女性(60)を後ろから突き飛ばした。女性は約1.4メートル下の線路に転落し、入ってきた青梅発東京行き上り快速電車(10両編成)と接触した。(中略)警視庁丸の内署によると、男は大阪府富田林市若松町3、自称無職、太田周作容疑者(24)で、逃げようとしたところを署員らに取り押さえられ、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。「死にたくて、死刑になりたかった」と供述しているという。(以後略 by:毎日新聞 3月24日付)
詳細を読むと、“う〜ん”と考えさせられるんだが、行為はともかく、言ってる事とやってる事がチグハグ過ぎる。自殺する勇気もなければ、病んでる心をどうにかしようという根性すらないとは…情けないの一言しかないねぇ。

ともかく、今回の場合は容疑者の希望通りにはならないだろうし、もし、それを願うなら日本にもダーティー・ハリーの様な“法のアウトロー”的存在による“抹消”を依頼するしかないと思う。が、日本の法律では、そういう“合法的な殺害”という規定がないだけでなく、いかなる理由があっても裁判での死刑判決以外はすべて“殺人罪”になる。(刑法に記載アリ)もちろん、脳死移植等の医療行為での分は別だが、故意に他者の殺害を行う事は、障害者てあっても本来は罪を問われて当然だが、精神疾患の場合、それを理由に刑罰が減免されるケースがある為、弁護士はそれを盾にして裁判を戦う訳である。が、こういうのは、やっぱ厄介である。まして、他の精神障害者に対して健常者が、余計な偏見を持ちかねないからである。
薬物依存や精神的にまいってるのを理由に、殺人や傷害事件をやらかす(あるいは未遂で終わる)のは、正直言って“自分に甘過ぎる”からそうなる部分もあり、また、世の中が荒めば荒む程、自暴自棄になってやらかしかねない。が、所詮は自分を自分自身で“見捨ててる”から、幸せそうな他人を妬み、どうしても優越感に浸りたいから相手を蔑んでしまうのである。が、そんな事をやったとしても、“自分がいない”という絶望感の中では、どんなに殺戮を繰り返そうとも精神が満たされる事などない。余計に苦しいだけである。まして、自殺をするのだって、それは一過的な開放感であって、そこから先は虚しいだけである。
この容疑者の場合、おそらく“話し相手”というより、喋りたい事をすべて聞き流してくれる“聞き手”が欲しかっただけじゃないかと思われる。で、そのきっかけとして選んだ手段が、たまたま“ホームから人を突き落として殺害すること”という、蛮行に至ったのではと思われる。むしろ、精神疾患だからこそ、“かまってくれる大人”が欲しかったのかもしれない…
教訓:病んだ精神を癒してくれるのは、自分で自分の存在を認める事と、自分に秘められた可能性を引き出す為の哲学対話である。