迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

“お早う”を観ながら…

シンちゃんのリクエストで、レンタルビデオ屋で小津安二郎監督作品を借りてきた。デジタルリマスター版なモンだからアレなんだが、タマにはこういうのもいいかもと思いつつ、何故か途中をトバしながらであるw(いや、オイラはこういうノンビリ系のホームドラマってのが苦手なモンで…)でもまぁ…時代背景を考えると無理もないんだが、テレビに関する話が出てくるんだが、ちょっと切なくなるというか…

今の時代なら、さしずめDSかPSP、よくてWiiといったトコだろうが、この作品の時代(昭和30年代)のテレビは、そういう“娯楽”としては最高の代物だったといったトコだろう。ま、大人も子供も夢中になる事を考えると、あながち“一億総白痴化”という言葉は、当たってるのではなかろうか?
てのも、テレビ見たさに家電屋の店頭に群がったり、仕事や勉強をサボって近所のテレビ持ちの家に押し掛けたりした風景は、現在だと量販店の家庭ゲーム機売り場やアニメコーナーに群がって、エヴァドラクエのPVを見てるのと同じだし、モバイルサイトを閲覧する事も、ある意味似ている感覚である。そして、それに没頭し過ぎた影響が、現代社会の歪みになってる…う〜ん、世代を超えて小津監督の予見が、こうも的中してるとは…おそろしやw
物語そのものは、流石“ホームドラマの巨匠”だけあって、ありふれた日常の中にある“大事件”を描いているんだが、細かい起承転結が、却ってツッコミ満載な内容になっているのが面白い。本当ならもうちょっとじっくり見たいのだが、あいにく明日までに返却しないとマズいのだw(しかも“十二国記”も残ってるし…)さて、シンちゃんがじっくり見たがってる様なんで、もう一回再生しますか…はぁ。