迷馬の隠れ家 はてな本館

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ヤクザにまつわる仮説の2w(地理的背景編)

昨日の話のSUZUKI…じゃなくて続きw そう言えば、今日、山口組総本部の家宅捜査(南淡路かどっかでトラブルがあった様で…)のニュースが流れていたんだが、なんで神戸市内に全国的に有名なヤクザの本拠地があるかって話だが…コレにも立派な理由(?)がある。それは、神戸市そのものの歴史に関わる話で、その由来は平安時代前半期ぐらいまで遡る事になる。そう、元々“神戸”という土地は全国にあって、それらは全部、その地元の神社が管轄する土地…つまり“神様の土地w”って扱いになっている事が起原と言っていいのだ。

つまり、そもそも山口組とて、地元のアウトローばっかだったら、湊川神社か生田神社等の氏子からなる“自警団”のひとつとして扱ってたら、そんなに規模も大きくならずに、こんなに目立つ存在にはなってなかったと思う。けど、様々な事情で暴れているうちに、全国区になったと考えれば、おおよそビンゴだと思う。
ちょっと参考までに、平安時代ぐらいの税金(年貢)の管理について、簡単に説明すると、基本的には“私有地”である以上は、一定の年貢を朝廷に献上するのが基本であり、各地方の豪族や貴族達の荘園では、米や麦といった穀物の他、その地方でしか作れない農作物を献上していた訳である。でも、例外事項として、神社や寺院が管理してる土地に関しては、その義務は“免除”となっていた為、氏子達は土地管理の役人に対して、“この土地は神社の所有地です”と言って、年貢をピンハネしまくった訳である。こういった“神社の所有地”の事を“かうべ”とか“かんべ”といった訳である。で、漢字に書き起こすと…ハイ“神戸”という事になる訳w
つまり、“神社に戸籍登録してるよ”と時の権力者に訴えたトコだから、この地名になったといわれる訳である。当然だが、同じ理由で“神戸(かんべ・かんどetc.)”という地名は日本中にありまして、三重県伊賀市にも“伊賀神戸(いがかんべ)”という地名がある程。(長野県にも“神戸[こうど]原”なる地名があったと思う…)で、そこの宮大工や土建屋、用心棒ギルト等が、時の権力者の使者(大概が地頭)を追い返したり、他の地方から侵略しに来た連中を撃破したから、住人達の信頼を得て、時には英雄扱いされてきた部分があると考えられる。逆に言えば、そういう歴史が、ヤクザを“悪人”に仕立てた部分でもあり、過去の栄光から権威をふるう事で、自分の地位を保持していたと考えても良いと思う。それは何も、ヤクザに限った話ではない。どんな組織・団体でも、上層部の苦労を知らずに、部下が横暴な態度をとれば、それが結果的に不信感をあおり、組織そのものを、世間が邪見に扱う様になる訳である。で、その結果、“犯罪スパイラル”そのものが発生し、地域の治安そのものすら悪くなって、地域そのものが滅亡する…という事になりかねないって訳である。
些細な事かもしれないが、組織に属する人間である以上、社会通念に則したマナーを遵守する義務は誰にでもあって、それは宗教や人種等は関係無い。むしろ、それを破った後で、誰が“尻拭い”をするかで組織そのものの“躾”具合が見えるというモノ。つまり、上層幹部でヘマやってて、それをなんとかしようとカバーするなら良いが、部下のせいにしたり、何かと自分を正当化する態度では、一瞬にして今までの信頼をも失う。その結果が、現在のヤクザの姿だとすれば、そこへ追い詰めたのは、いうまでもなく一般の庶民である、だからこそ、ヤクザに頼らない社会にするには、ヤクザ以上に礼節と道徳をキチンと学び、実践する事が必要なのであり、日教組がやってる“教育改革”何ぞは、将来を背負う子ども達の未来を踏みにじってる行為である。つまり、現在の“モンスター◯◯(クレーマー)”の正体は、道徳や礼儀作法を除外した教育方針そのものの結果であって、それを推進した日教組の罪は大きい。それをカバーする為には、やはり“正しい宗教哲学”をもって、社会の中で道徳や礼節の大切さを学ぶ機会を設ける事しかないと思う。