迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

マーティの真面目にプライオリティー 2009年12月号(がん治療、孤独にならないで…)

マーティ(以下テ):こんにちは、今月もボク、マーティがお届けする“まじプラ”にお付き合いください。今回は…ま、ボクの“生前さん”の命日も近いという事もあって、最近耳にする“緩和ケア”というのを取り上げてみたいと思ってます。今回は、緩和ケア.netの説明を参考に、話を進めてたいと…
シン(以下シ):こんにちは、シンです。
マーグ(以下グ):ういーす、マーグだぜ。
テ:ΣΣ ゚д゚≡(   ノ)ノ ギョッ!! なんで二人ともいるんですか?!
グ:ん、だってよう、オレらも同じ経験者じゃん。
シ:そういう事です。今回のタイトル、“孤独にならないで”となってますし…ね。

テ:ともかく…がん治療にあたって、よく勘違いされる事…というか、ボクもそうだったのですが、痛みや不快感を緩和する事は、なにも“末期患者のあきらめ”で行ってるという部分です。
グ:でもよう、それって違うんじゃねぇかな?オレだって、ホントは諦めたくなかったし。
シ:たとえ絶望的な状況でも、最後まで人生を全うしたいという気持ちは、誰にでもあると思うんです。
テ:その手助けをする事が、“緩和ケア”の本来の目的であり、がん治療での苦痛や精神的な不安を取り除く事で、本来の治療に専念することができるんです。
シ:俺もそうでしたが、がんが見つかって、一番ショックなのは、患者本人です。でも、それが原因で、精神的な不安を抱え込んだまま治療しても、却って効果はないと思います。単なる“延命治療”ではなく、自分が今一番やりたいことを、最後まで…まさしく懸命にやろうとする支えとして、緩和ケアを受けるというのも、ひとつの選択肢です。
グ:シンはそれで、ギリギリまで競馬の仕事、やってたんだよな。
シ:それは、マーグさんも同じじゃないですか。
グ:まあな。オレは、ホントだったら、もう少しラジオの仕事がしたかったけど…正月用の収録の時点でギリギリだったからなぁ。
シ:俺も、夏の阪神開催ギリギリまでやりたかったのですが、中京出張がマズかったというか…
テ:それ、ボクが一番できなかったことです…いや、本音を言えば、“あの会見”の時点で、もう保たないことは、ある程度自覚してたんですが…
シ:でも、仕事全部キャンセルして、治療に専念したんでしたっけ。
テ:今にして思えば、勇気を出して緩和ケアを受けるべきだった…ボクが悔しいことは、二人ともよくわかってるから言えるんですが、本当に“後悔先に立たず”という言葉が身に滲みてます。
グ:悪りぃ、オマエにとっては、オレやシンみたいに、治療の傍らで仕事に専念したい反面、ラジオという選択肢が選べなかった不運ってのもあったから、余計に辛いんだよな。
シ:そういえば、そうですね。俺とマーグさんの場合、基本的に声だけの仕事でしたから、ルックスを気にせずにギリギリまでなんとかなるけど、マーティさんの場合、その殆どが“ビジュアル重視”な世界でしたからね…だから、余計に視聴者を不安がらせる姿は見せたくない。
テ:…(つД`)・゜・.。* そこなんだよね。ボクはどうしても、テレビ畑の人間だから、画像に治療で“あまりにも惨い姿”を映すことは、どうしても避けたかった…でも、仕事ができなかったことが、もっと辛かった。
シ:わかります。俺も、同僚に心配や迷惑をかけたくなかった…
グ:そうだよな…特に、家族が一番辛かったと思うぜ。オレがやりたいことを、“治療に専念して欲しい”あまりに阻害してたんだって思われる事が、なにより辛いって。
テ:こういう会話だって、本来なら、もっと早く…そうだな、ボクの“生前さん”がいた時にできたら、結末そのものが変わっていたのかもしれない。
シ:考えようによっては、これも“緩和ケア”のひとつかもしれませんね。
グ:ホムペ見てきたけどよう、“悲しみの連鎖”を断ち切ることも、“緩和ケア”の大事な部分だって。がんで家族を失った者にとって、そういうフォローも、必要なんだな…だから、“苦悩も分かち合う”という精神が、どっかで必要になるってことか。
シ:宗教的な意味合いよりも、むしろ、同じ悩みを持っているからこそ、一緒になって話し合う…それが精神的な苦痛を和らげる、一番の方法という事ですね。
テ:その第一歩は、やはり、がんの痛みを抑えることであり、その目的から、モルヒネを使う訳ですが…
シ:“モルヒネ”って聞くと、どうしても“麻薬”のイメージしかないから、多くの患者は依存症とかを気にして、なかなか手が出しづらいと思います。
グ:でもよう、医療機関で治療目的の“痛み止め”として処方されてるんだ。そこを勘違いして手が出ねぇってなら、キチンとがん治療の主治医や薬剤師から、自分が納得するまで説明を受けるべきだぜ。
テ:とにかく、“誰もわかってくれない…”と一人で抱え込まずに、積極的に“自分がやりたいこと”を訴えることと同時に、“今の自分にできること”を教えてもらう事が、一番重要です。だから、もっと気軽に、医療機関に相談し、自分にあった緩和ケアを受けることが、本来の目的である、がん治療の効果を上げることにも繋がります。緩和ケアは、“末期がんで人生をあきらめる”ことではなく、“積極的にがんと戦い続ける”為のケアとして、取り入れるべきではないでしょうか。


という訳で、今年の“まじプラ”は終了です。が、ボクの“特別企画”は、今年も19日更新分から25日までの一週間、開催予定です。それでは、また…お相手はボク、マーティと、
グ:オレ、マーグと、
シ:シンでした。