エクウステーション 2009年12月号

シン(以下シ):競馬ファンの皆様、こんばんは。今月も俺、シンがお届けする“エクウステーション”にお付き合いくだ…
ノブ(以下ノ):まいど、ノブさんやで。
シ:Σ(´審`ﾉ)ﾉ ｴｪ!? 今月はノブさんがいるんですか？
ノ:当然やないの。だいたいやな、“炎九”は事実上、ボクの圧勝で決まりやし、罰ゲームナシってのもどやろと思うてやな…
シ:だからと言って、俺の仕事奪わないでくださいよ。

ノ:まず最初は、ウオッカの動向やねんけど、どうやら来年のドバイミーティングで引退するみたいやな。
シ:関係者の話によりますと、来年の3月27日に開催されるメイダン競馬場でのドバイWC(オールウェザー2,000m)に出走予定で、その後繁殖入りするとの事です。メイダン競馬場は、ナドアルシバ競馬場に替わるドバイの新競馬場で、欧米で用いられているオールウェーザーの馬場が特徴の競馬場との事です。その初ミーティングが、ウオッカの花道となる様ですね。
ノ:ほんで、この他にも、ブエナビスタやエスポワールシチーも参戦予定やさかい、ひょっとすると、“ダービー牝馬vsダート王”の最初で最後のガチンコ勝負になるやもしれへんで。
シ:それでは、次の話題です。
ノ:中央で活躍の場がのうて、南関東(川崎)に移籍してもうた白毛馬ユキチャンやねんけど、久々に重賞勝利したんやて。
シ:船橋競馬場で行われた、牝馬のダート交流重賞であるクィーン賞(Jpn-3 1,800m、ハンデ戦)は、一番人気に応える格好で、ユキチャンが去年の関東オークス以来の勝利を収めました。
ノ:白毛馬そのものは、絶対数が少ない上に、競馬史においても、重賞勝ちをしたのは、ユキチャンだけなんや。しかもこれが２勝目やさかい、改めてBMSサンデーサイレンスという血統の底力を見せつけられたといっていいやろう。この９月に、賞金面で交流重賞の参加機会が少ない中央よりも活躍できるからといって川崎に転厩、初戦のトゥインクルレディー賞こそ３着やったけど、中央時のライバルやったヤマトマリオンを蹴散らしたんや。
シ:次の話題に移ります。
ノ:まったく、どないなっとんねん…と言いたい話題やねんけどなぁ…
シ:美浦に在籍している、騎手、佐藤聖也容疑者が、12月１日、他の騎手の私物を勝手に持ち出して、リサイクルショップで転売しようとした窃盗容疑で、茨城県稲敷警察署によって逮捕されました。
ノ:当然やねんけど、この時点で日本中央競馬会競馬施行規定の第148条の４項にある規定に則ってやな、無期限(裁定委員会の議定が出るまで)の騎乗停止になったんは、いうまでもないわ。過去にもやな、レコードタイム更新時にもらえる金メダルを盗んで、換金しようとした騎手もおったし、覚せい剤を所持・使用してて、競馬サークルから追放された調教師もおったんや。現役の騎手にも、他の騎手を暴行したとして、１ヶ月以上謹慎処分喰ろたのもおる様やけど、競馬の“ダークイメージ”を払拭しよう思たら、まずは自分達の立ち振る舞いを改めなアカン。他の騎手や厩舎関係者がちゃんとやれる事、守れてるルールを守られへんっつうのは、身勝手も程があるで。
シ:もちろん、それはマスコミ関係者も同じです。事実無根の事件による名誉毀損や、取材中に勝手に備品を持ち去ろうとする窃盗紛い、更には競走馬を傷付ける様な器物破損(注:刑法により、競走馬に対して危害を加えて怪我を負わせた場合、器物破損罪や軽犯罪として罰せられます。)等は、事故として言い訳しても通じません。
ノ:かなり辛辣な言い方やなぁ…
シ:そうでしょうか？それでは、最後の話題です。
ノ:“JRAも必死だな、オイ”といわれそうな話題を３つ、まとめてどうぞw
シ:まずは、前日＆夜間発売の通年化のお知らせです。原則、４月〜12月の土曜日に行っている“日曜日の重賞前日発売”と、A-PATや即PATでの“日曜開催分全レースの夜間発売”を、来年１月９日から、通年で行います。
ノ:ま、“地球温暖化に感謝”といったトコやろうな。今までやと、冬期開催は雪害による路面凍結や視界不良の為、開催ができへん様になる恐れがあって、前日発売ができんかったんや。そやけど最近は、そういうケースが少ななったさかい、方針変更となったんや。
シ:但し、降雪や台風による被害が想定される場合は、中止するとの事です。もうひとつは、東西の金杯を含めた全24レースで、JRAプレミアムが設定される事になりました。
ノ:金杯以外は、G1レース開催日の当該競馬場の最終レースがコレになるんやて。
シ:そして、来年も“CLUB KEIBA”は継続される事になりました。
ノ:ホンマ、あの４人組は人気あるというか…ま、似合てる４人組やし、シリーズモノであるCMもユニークやさかい、ウケてるのは確かやで。
シ:年間プロモーションを本格的に始めた1988年以来、同一キャラクター・キャッチコピーで３年連続はこれが初めてで、更なる新規ユーザーの獲得に力を注ぎたいとの事です。
ノ:結構コアな競馬ファンである佐藤浩市さん、北海道出身でコミカルさがウリである大泉洋さん、紅一点で天然系の蒼井優さん、イケメン系だがこのメンツではイジられ役という小池徹平さん…いろんな年代層に受け入れられやすいキャラであると同時に、昨今の競馬ファンにありがちな性格を演じてる事が、ファンにも受け入れられているという事やね。
シ:という訳で、今月…というより、今年の“エクウステーション”は終了です。本年も最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございます。
ノ:来年以降は、ボクも参加するさかい、結構長文になるやろうけど、また付き合うてや。
シ:(勝手に決めないでください!!><)…と、とりあえず、俺の出番は有馬記念予想までとなりそうですが、少し早いですが、よいお年をお迎えください。
ノ:あ、そや。今週と来週のG1予想やねんけど、２歳戦やさかい、休ませてもらうって、マスターが言うてはったわ。そやから、ボクも有馬まで“お休み”やねん。
シ:それではこのへんで、失礼します。お相手は俺、シンと、
ノ:ノブでした…ほなな。ﾉｼ