迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

ミッドナイトダイナー“FLAT RIVER” 第一夜

ガラガラ…
ヒデボー(以下ヒ):う〜、さみぃ…ってか、なんでこんなトコに大衆食堂が?!
マーグ(以下グ):お、来たな。いらっしゃ…なんだ、ヒデボーかよ。
ヒ:あ、そうか…今週はマーグ先輩の担当だっけ、それで、食堂をやってるってことか。
グ:ご名答w ま、なんだ。今日は寒いし、暖まるモンでも喰ってくか?
ヒ:う〜ん…じゃ、鍋がいいなぁ…って言っても、ボク一人だし…
グ:なぁに、鍋焼きうどんや味噌煮込みだと、一人用の土鍋があるじゃんかよ。それ使って、“一人ちゃんこ”でも作ってやるよ。基本的には、鶏肉と白身魚の切り身、鍋に定番な白菜や大根などの野菜…ぶっちゃけ、冷蔵庫に残ってる様なのを、うどんダシを満たした鍋にブチ込んで煮込むだけだ。鶏つくねなんか入れると、更に風味が増すし、別にベースは醤油に限らず、味噌や洋風にコンソメ、中華風にガラスープなんてのもアリだぜ。〆はきりたんぽをマネて作った、“だまっこ”ってヤツをブッ込むのもアリだ。で、ベースは何味がいい?
ヒ:それじゃ、カレー風味でw
グ:…今、流行ってるよな、それw

ヒ:でもさ、何で鍋料理って一人で食べると寂しいんだろう?
グ:そりゃ、仲間と一緒に“同じ飯を食う”って観点から言えば、これほど手軽で簡単なモンはねぇんだぜ。だがなぁ…なんせ、家族と喰ってる時はともかく、同僚や同じ趣味の仲間と喰うとなると、それこそ好みが別れちまう。それを言い合いながらも、同じ鍋の中身を突く訳だ。そうなると、精神的な“温もり”ってのも一緒に喰う事になるから、やってる最中は楽しいんだよ。けど、料理としては、これほど手抜きなモンはねぇし、結局、一緒に喰ってくれる仲間がいねぇと、折角の具沢山でも、取り合う“楽しみ”がねぇから、喰ってる最中に寂しさを感じて、食欲をなくすんだよ。
ヒ:ふ〜ん。
グ:でも、最近では“一人鍋”ってのもあるからな。有名料亭や専門店の味を、に楽しめるってことで、デパ地下なんかでは、結構人気なんだぜ。
ヒ:でも…一人だと、いろいろ楽しめそうだね。
グ:ま、味付けなどで失敗したとしても、全部自分自身のセレクトで作るからな…ほい、カレー味ちゃんこ鍋、お待ち。
  SSS
つ\_/

ヒ:Σ(゚Д゚) もうできたんですか?!
グ:だから言ったろ?鍋料理ってのは、具材を切って、鍋に入れるだけの料理だって。
ヒ:でも、いくらなんでも…
グ:あらかた、下処理さえしておけば、煮込み時間を省略して、すぐサーブする事ができるのも、鍋料理の特徴さ。今日は、結構冷えてくるから、鍋と燗酒だけは、いつでも準備万端で用意してたんだよw
ヒ:それじゃ、アツアツのうちに…あ、意外にイケる!! 特にこの白身魚、カレーだしとマッチしてる。
グ:鰹だしとカレー粉って、意外に相性いいんだよな。で、今日はさっき釣って来たアイナメ霜降りにして、トッピングとして入れてあるぜ。コレも、カレーと合うんだよw
ヒ:へぇ…こっちでもアイナメって釣れるんだ。
グ:流石に大物は北海道産ばっかだけど、基本的に、南西諸島を除く日本沿岸なら、大概釣れる魚の部類だぜ。丁度この時期が美味い魚で、煮付けや唐揚げにするのが一般的な調理法だな。
ヒ:なんか、魚の話してるマーグ先輩って、なにげにイキイキしてる…
グ:゚+.(・∀・)゚+.゚そりゃ、オレは海釣りが好きだったからな。
ヒ:モグモグ…ごちそうさま。おかげで、カラダの芯から温まったよ。
グ:そりゃ、どうもw