迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

さて、JALが会社更生法を申請した訳だが…

戦後最大の倒産だとか、“日本の翼”が消えるだとか…マスコミっていつからこんな勝手論を繰り広げる様になったんでしょうw そもそも、JALJAS(日本エアシステム)と合併した時点でこうなる事は予期できた訳であり、更にいえば、25年前の“御巣鷹山の悲劇”そのものが、この悲劇の始まりだったと考えても、おかしくなかった事は確かだ。が、一番肝心なのは、企業体質もさることながら、民間航空会社に移行する以前の態度そのものを、誰一人変えようとしなかった“甘え”が、こういう結果を生んだと言わざる得ない。CEOに就任した京セラの名誉会長である稲森氏には悪いが、この会社を建て直すには、本社を僻地に移すぐらい破壊しないと、体質改善は不可能だと思う。

つまり、国や外資系の航空会社に頼る様なバカは、“日本航空”という名称を名乗っちゃいけないってことだ。本気で“日本の翼”という自負を掲げているなら、“都落ち”を推進する事から始める方がいいと、オイラは思ってる。言い方を変えれば、いっその事、関空と心中する事が、今のJALには相応しい。それっ位の毒を盛って更生しないと、まず信用を取り戻せない。そのために、逆転の発想も必要となる。
ぶっちゃけた話、東京発着の便数そのものをすべて廃止し、その分を関空セントレアに集約するという発想だ。更にいえば、無理矢理ジャンボ機をなくすより、むしろジャンボ機だけで運行するというのもアリだと思う。つまり、人件費の削減は、同じ型の飛行機だけで運行する事と、発着するハブ空港を決めておけば良いだけの話である。それでやっているのが、スカマやスタフラの様な中小の民間航空会社であり、“低価格”ではなく“サービス”で勝負するなら、徹底的に大型機の座席数そのものを減らせば良いだけの話である。つまり、かつての航空会社にありがちな、様々な機体で運行するというスタイルを廃し、単一機体で勝負する事も、これからの時代には必要だという事だ。それはもちろん、国内線だけじゃなく、国際線でも同じという事。
中で働いている連中も同じ。OBや幹部クラスが年金や退職金、給与などでピーヒャラ言ってる様では、自分達の後輩を殺すのと同じである。まずは、“自分の襟を正す”事が肝心。上に立つものが部下を見下したり、何の努力もしないで手柄を欲するは、まさに忘恩である。だからこそ、同じだけの待遇を求める社員がいるなら、それに似合うだけの“責任”を負わさなければいけない。つまり、部下から見て、上官が遊んでる様な態度では、結果として堕落した社員だらけになるという事だ。当然だが、権利を要求した以上は、それに伴う責任を負うのは当たり前であり、他者に責任を擦り付けて、“無傷”で出世しようなんて魂胆は最低である。
もちろん、同じ理屈は政局でも一緒。“誰か”のせいではなく、“自分”の責任として残務処理と、次の国家戦略を討議するのに必要だからと、政治資金を企業から献金してもらう分には、(違法とはいえ)何ら問題はない。が、コレが単なる“私腹を肥やす”目的であると認識されている為に、検察も動いてるという事に気付かない限り、この問題は解決しない。でないと民主党は、今のJALみたいに、没落しまっせw