迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

“資本主義”を正すには…

昨今の底なし不況、その最大の原因は、資本家…というよりも富裕層の財布の紐が固過ぎる事にある。ま、普通の庶民感覚では、“もっと税金を富裕層から取れ”とか、“官僚や政治家の給料を下げろ”とかになるんだが、オイラはちょっと違う。それは、その逆で、税率を下げる事と、その分を富裕層自身が国や自治体に“還元”する事だという考えである。つまり、真の意味での“資本主義”というのは、明治・大正時代の財閥等がやってきた、国や自治体に代わって独自のインフラ整備を行い、それを納税の代わりとしたやり方だ。財力があるからこそ、貧困国家の財政負担を軽減すると同時に、その分の納税を減免してもらう様にすれば、イヤでも富裕層はカネを使うという発想だ。事実、イスラム圏の国々やアメリカなんかでは、多額の納税を免除する“条件”として、独自の財団を通じて慈善活動をする事が義務付けられている。つまり、その分の納税がない分、財閥や富裕層が街や道路の整備を行い、医療や通信インフラをもやっている訳である。

かつて(明治〜昭和初期)の日本でも同じで、相場で億万長者になった者は、納税以上に公共施設(主に公民館や学校)を寄贈した。(ま、そのあと一文ナシになって極貧生活を余儀なくした人も多いが…w)でも、そんな建物程、意外と残っているモンで、現在のバブル期等に建てた建物程、何故か白々しい。つうか、自我の欲望だけで建てているから、そこにはその地域住民や、協力者に対する“感謝”という気持ちが籠っていない。また、公共事業の名の下に建てられた施設も、自治体に済む住民の貴重な血税を使って作ったという認識がないから、簡単に廃止・解体を決断できる。コレが日本人の、一番わかっていない部分であり、真の意味で“MOTTAINAI”の精神から遠退いているという“証拠”である。
これはひとえに、教育そのものの“質”が、単なる“詰め込み知識”であって、活用形そのものをキチンと教えていない“紛いモノ”だからである。もっと言えば、真の意味で“正しいお金の使い方”を、富裕層自身が忘れたからである。逆を言えば、それだけ国も自治体も、戦後のGHQによる指導を、真面目に聞き過ぎたまでに過ぎない。(白人の国家が考える事って、最終目的は“一人勝ち”ですからねw)もちろん、それに逆らい、戦った人々もいる。が、そういう人々に限って、何故か歴史の闇に消し去られた。つまり、その存在は、国や自治体にとって“都合の悪い”存在であり、それ故に教育そのものが捩じ曲げられた…これが現実。
そんなに手柄が欲しければ、いくらでもくれてやる。が、“本物”以外がそんなモノを手に入れても、結局は“他人の褌で相撲を取ってる”のと同じです。気持ちのいいモノではありませんからw