迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

あの世の果ての…奈帑逢留芝公苑競馬 実況中継w

シン(以下シ):競馬ファンの皆様、こんばんは。こちらは、奈帑逢留芝公苑(ナドアルシバ・パーク)競馬場の放送席です。本日は特別企画として、霊魂の存在の者でしか楽しめないユニークな競馬を、皆様にも体験してもらう為、特設の放送席を設けて中継を行っています。本日の進行役は俺、シンが務めさせていただきます。今回は特別に、解説にこの方をお呼びしました。“生前さん”は某競馬専門誌のトラックマン、ベンさんです。どうぞよろしくお願いします。
ベン(以下ベ):ども、こんばんは。よろしくです…
シ:さて、ベンさん早速ですが、いよいよ今日のメインレース、“天松楼マイルチャンピオン”のスタートが近付いていますね。
ベ:頭数こそ少なめですが、どれをとっても一流揃いで、結構激しい展開になるんじゃないでしょうか?特に注目なのは、皐月賞アグネスタキオンとその父であるサンデーサイレンスが、このレースで直接対決するという場面でしょうか。
シ:更に今回の出走メンバーは、マイル戦にも拘らず、テンポイントライスシャワーといった“ステイヤー”系も出走しているというところが、いかにもこの競馬の特徴でもありますよね。
ベ:そもそも、生前時の距離適性等は関係がないところが、この“霊界競馬”の面白い部分であり、また騎手が乗らずにカラ馬で出走するのも特徴ですね。
シ:さて、集合の会津が出た様です。ゲート前に、出走馬8頭が輪乗りを開始してゲート入りを待っております。スターターがスタート台に上がります。
(ファンファーレ♪)
それでは、実況、ノブさんで、お楽しみください。

ノブ(以下ノ):奈帑逢留芝公苑競馬場、芝コース1,600mで展開される、天松楼マイルチャンピオンレース。出走馬は、1番テンポイント、2番ホクトベガ、3番ダイタクヘリオス、4番サンデーサイレンス、5番ライスシャワー、6番ミスターシービー、7番メジロラモーヌ、8番ダイイチルビー、9番アグネスタキオン、10ばんサイレンススズカ…親仔だろうが、年齢差がどうとか関係無く、出走する限りは、各々が“現役時”の最高のパフォーマンスをやった頃の馬体に仕上げて、馬本来の競走能力だけで勝負するこのレース。各々の勝負服をデザインした馬服と、専用のゼッケンが、馬体を動かす度に揺れます…さて、全馬が今、ゲートインを終えました…係員が離れて…スタートしました!! まず先手を取ったのは、何がなんでもトバしていくサイレンススズカ。それに煽られたか、内でダイタクヘリオス、掛かってしまって馬体をあわせた。それを見るカタチで、サンデーサイレンスダイイチルビーホクトベガ…少し馬群が空いて、アグネスタキオンと…ここでライスシャワー、先行馬の様子を見ながら追走。後方には少し出遅れたメジロラモーヌテンポイント、最後方からミスターシービーがじっくりと構える格好で向こう正面を通過し、早くも3コーナー外。ここには急勾配の坂が仕掛けてある…しかし、一流馬に50‰の上りは関係ないw ここで少し馬群が詰まるか、否、いまだ軽快にサイレンススズカが…っと外からものすごい脚でミスターシービーが仕掛けた!!しかしこの先の下りは、高速で駆けると最後の直線でバテるぞ!! 馬群は長い下りで4コーナーを過ぎて…ここから残り800mの直線が待ってる!! 未だに逃げるサイレンススズカに、ミスターシービーと…ここで父の威厳か、サンデーサイレンスが接近!! そこを狙った様に、ライスシャワーも出てきた!! そして、動いた、テンポイントメジロラモーヌ…一斉に馬群が固まってきた〜!! ここで先頭がサンデーサイレンスに変わる!! しかしその内、ホクトベガが差しきるか…外から、ダイイチルビーも突っ込んで、残り400! 先頭、サンデーか、いやホクトベガ…おおっと、ミスターシービーが馬群を割って、一気に先頭に立つ!! このまま突き放すか…いや、テンポイントだ!! 鞍上がいない分、猛スピードでシービーに襲いかかる!! さぁ、栄光のゴールまで、あと1ハロン!! テンポイントテンポイントが勝ち取るか…いや、内でミスターシービーとサンデーサイテンス食い下がる、そしてアグネスタキオンが来たぞ!! 栗毛の馬体が二頭ならびかけたトコロで…漆黒のサンデー、二の足で再び先頭?! いや、そこにライスが…完全部馬群が固まったところでゴールイン!! いや〜、ものすごい展開になってしまいました。最後100mで全馬が一斉に束となり、ゴール前、凄まじい争いになりました…
シ:…はい、写真判定も、これはかなり時間が掛かりそうですね。
ノ:ちょっと解り辛い実況やったかいな…って、もうこんな時間?!
シ:…みたいですねw