迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

エクウステーション 2010年7月号

シン(以下シ):競馬ファンの皆様、こんばんは。
ノブ(以下ノ):まいど、ノブさんや…こんな時に、いつもの挨拶は、やりにくいもんやな。
シ:そうですね…今月は諸般の事情で更新が遅れました事を、深くお詫びするとともに、予定を変更して“オグリキャップ追悼特集”として、お送りします。
ノ:先週の土曜日…7月3日、放牧中の事故でこの世を去った、“葦毛の怪物”オグリキャップ。この馬が登場せいへんかったら、今の競馬ブームはなかった…ま、確かに、オグリがおらへんかったら、競馬場へ足を運んでくれる女性が増えへんかったやろうし、競馬場そのものも、雰囲気が変わる事はあらへんかったと思うで。
シ:俺はこの時、丁度本社勤務で、関東のレースに出走するオグリキャップを見る事が多かったのですが、とにかく、“オグリ見たさ”で競馬場が大混雑するとは、思ってもいませんでした。

ノ:そやったか…ほな、シンはオグリのレースを、関東でやった経験があるんかい?
シ:実は、俺が担当したレースは1989年の有馬記念で、それまでのハードスケジュールがたたって、5着に破れたんですよ。
ノ:ああ、イナリワンが勝ったアレやね。その時から、三冠だの大記録達成だのといったチャンスをモノにできへんかったんやね。
シ:思えば、そうだったのかもしれません…って、これでも結構傷付くんです!!
ノ:あ、すまん…けどな、ボクもそういう意味では、オグリとは、あんまし縁がなかった方なんや。
シ:そういえば…関西で走ったのは、3歳時の春と、4歳時のマイルCSだけですね。しかも、出走しているレースは、笠松からの転厩後、一回たりとも平場一般戦を走っていません。
ノ:そやねん、中央デビュー後、引退するまで、オープン特別すら出走せず、ずっと重賞戦線だけで走ってきたんや。それも、G2・G3では、常に勝利してた事を考えると、それだけでも十分強い馬やったって証明できる。
シ:掲示板に上がらない着外に破れたのは、5歳時の秋天とJCの時だけで、それ以外では掲示板に必ずいましたからね。
ノ:2歳時で、笠松競馬に所属していた古馬を相手に勝ったという“伝説”もあるぐらいや。
シ:その対戦相手だった、ハクリュウボーイは、今でも笠松競馬場誘導馬として活躍してますが、この馬はオグリキャップより2歳年上で…そう考えると、本当に“恐ろしい馬”だった事が伺い知れますね。
ノ:そやな…

シ:では、今週以降に行われる、オグリキャップ追悼のイベントについて、JRA笠松競馬の方から発表があったので、それをお伝えします。まず、7月10日開催分のメイン競走は、すべて“オグリキャップ追悼競走”という副題を付けて施行されます。また、各競馬場およびウインズで発売される該当レースの馬券には、“オグリキャップ追悼”の文字が印刷され、レース名は記載されません。また、全国にある中央の競馬場で、7月10日から18日までの開催日に、献花台と記帳スペースを設け、追悼のメッセージを受け付けます。これは、JRAの方で纏めて、7月29日に新冠にあるレ・コード館で行われる“オグリキャップ号お別れ会”の会場に届けるとの事です。
ノ:笠松競馬場でも、明日9日まで、献花台と記帳台を、オグリキャップ像前に設置してるで。こっちの方は、状況によっては期間を延長し、多くのファンからの追悼メッセージを受け付けるって事やねん。ほんで、さっきシンがチロッと言った、追悼イベントやねんけど…
マーグ(以下グ):おう、北海道・新冠町にある新冠レ・コード館で、7月29日に、競馬関係者とファンが一緒になって参加できる追悼イベント“オグリキャップ号のお別れ会”ってのが、午前11:00から挙行されるってよ。
シ:あ〜!!なんでマーグさんがこんなトコに…
グ:“イベジョ”で北海道のイベントを紹介できなかっただろ?そしたら、こんなのが流れたからさぁ、ちょっとツッコんだまでじゃんかw
ノ:マーグはん…ちょっと空気、読んでくれへんかなぁ…
グ:Σ(゚Д゚;)ゲッ!! ノブ…いたの?
ノ:このコーナー、ボクの出番やねんけど…怒るでしかし。
イライラ… (#`_´)o" ムカムカ…

シ:このままだと話が進みませんので、俺の方で中央競馬でのイベントの続きをお伝えします。今週と来週の開催競馬場(10・11日両日は福島・阪神、17・18日両日は新潟・小倉、2週連続は函館)では、追悼写真集を、また10日の阪神競馬場では、お昼休みに、センターステージにて、オグリの管理調教師だった瀬戸口勉氏と競馬講談師太平洋さんによる、追悼トークショーが行われます。そして、7月17・18日開催分の競馬場配布版レーシングプログラムには、追悼特集を掲載するとの事です。
グ:それにしても…ここまで人間以上に愛される競走馬って、そう滅多にいねぇよな。
ノ:そやろ。特にオグリの場合、地方出身で、しかも“エリート”じゃなかったさかい、多くのファンから愛され、また、その立場が社会的に底辺にいる人々の心を揺さぶった存在なんや。そやから、余計に惜しまれる存在やねん。
シ:そうですよね、事故に遭わなかったら、30歳ぐらいまで生きられたと思うと、余計に…ね。
ノ:そやろなぁ…こればっかりはしょうがない部分や。
グ:人間で言えば、80過ぎのじーさんが、なんでもない段差で足を踏み外して…といったレベルだもんな。

シ:といったところで、そろそろお時間となりました。それでは、また。お相手は俺、シンと
ノ:ボク、ノブさんと、
グ:そしてオレ、マーグでした。