迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

My favorite Contents 特別編(オグリとメディア)

何度も言う通り、オグリンの存在は、競馬界だけでなく、あらゆるメディアを通じて、競馬ファンの裾野を広げたのは事実である。ま、それ故に、競馬新聞や中継以外にも、オグリンが登場する機会が増えて、それとともに、当時の若手ジョッキー…特にユタカが注目される存在へと、変化していった訳である。ま、ユタカの件に関しては、別の機会にやるとして、ここでは、過度なフィーバーがやらかしてもうたネタを…

特に、女性週刊誌での取扱が最も過激で、その事が原因で、自律神経失調症になったともいわれている。が、元々サラブレッドは神経質な性格で、本来、競馬記者でも厩舎内に立ち入って取材するときは、馬房にいる馬達を気遣いながら行うのだが、一般誌や競馬中継をやった事のない放送局のモンが、そういうマナーなど、知るハズもなかった。しかし、オグリンの場合は、生まれた時から自分自身を“人間”と認識しているせいか、余程の事がない限り、フラッシュで驚いたり、騒音で暴れたりする様な事はなかったそうな。それは特に、パドックなどでフラッシュを炊かれると、普通の馬なら暴れるトコだが、オグリンの場合は、それが写真撮影だという事を知っているらしく、ポーズを決める事もしばしばw だから、一般誌のカメラマンが、普通に芸能人の写真を撮る時と同じ事をやっても、オグリンの場合は対応できたとされる。(ちなみに、シンザンも、晩年は右目が白内障を患っている事を逆に利用して、写真撮影時はポーズを決めていたという。)
そんなオグリンが、ドラマに“出演”したといえば、どう思うであろうか?実は今から18年程前、TBSが単発ドラマとして“拝啓、オグリキャップ様”というドキュメンタリードラマを制作しているのである。あらすじとしては、オグリンの報道をめぐる、女性記者と編集者の話なんだが、過度になった報道合戦の末、報道陣シャットアウトというオーナーサイドの意向があって、取材できなくなってしまう。しかし、彼女の熱意が、あのラストランヘ…といった内容だったと記憶している。もちろん、オグリン自身が出てたのは、実際のレース映像と優駿SSで放牧されている部分のみだが、代役を務めた葦毛馬達の“迷演技”振りは、若干無茶し過ぎの感が…w とはいえ、単なる競走馬が、お茶の間のドラマに登場するとは…ハイセイコー時代にもなかった話である。
この他にも、名称を変更(馬名を意匠登録してたため、使用の際には、アバンティーに使用料を払わなくてはいけなかった)してアニメやマンガに登場したり、テレビCMにも登場したりと、競馬以外でのビジネスにも、まさに引っ張りダコだった訳である。(で、それが原因で、脱税をやらかした訳なんだが…)