迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

若き有権者よ、歴史を学べ!!

さて、今年の統一選が“選挙デビュー”っていう20代も多いだろうから、オイラからひとつ、選挙の前にやっておいた方が良い事を教えておこう。それは“歴史を学ぶ”事だ。といっても、日本史や世界史といった大まかな部分ではなく、各々の国にある“政治の歴史”である。つまり、どんな歴史にも大まかな周期があり、それが国や地域によって、若干のズレや歪みがある程度で、ほぼ同じ様な流れをたどる事ができる。逆を言えば、先人達は、その時代に生きながらにして、未来の者達に“同じ轍を踏むな”と警告を発している訳である。ま、そういった経緯を踏まえた上で考えるとわかるが、“終末思想”というのは、要は“平和ボケ”の象徴であり、今ある富と英知が消えてなくなる事に怯えているから、そうなるだけの話w

現在の経済レベルは、実のトコ、30年前の水準であると同時に、既に資源は枯渇してる…という予測の基で迎えた状態である。つまり、この当時から乱高下はあったモノの、何ひとつ“変わっていない”のが現実なのだ。(といっても、実際は携帯電話が普及し、PCのインターネットもどの家庭にもあるという世界にはなってるがw)それは、ざっくりと政治の歴史を見ていけばよくわかる。
政治の世界は、黎明の時は“何もない”状態だから、全部自分達の手で作り上げていく訳であり、その時点では適っている常識も、時を経てその意義が忘れ去られた途端に、すべてが狂い始める訳である。その最たるモノは、日本の場合だと皇族に関する取扱いであり、天皇が表舞台で実権を握り、統制ができたのは奈良時代までで、それより後の時代では、上流階級のごく一握りが、事実上の“支配者”となっている。まして明治時代においても、天皇のポジションはあくまで(大日本帝国憲法上では君主ですが…)“国を支える神の使い”という扱いであって、実質は薩長の出身者が中心になって政治を行っていた。戦後、日本国憲法発布をもって、名実ともに“お飾り”になった訳だが、これでも戦勝者の集団(主にアメリカ)GHQとしては、すべての戦争責任を取ってもらう為にも(というより、アメリカとしては恒久的に日本を植民地として支配したかった為に)昭和天皇を死刑にしたかったらしい。でも、天皇の存在がいなくなったら、当時の日本人は全員、後追い自決をしかねなかった事もあって、生かす方を選ばざる得なかった…というのが真相らしい。
だから、教育の部分で“奴隷”にしやすい様に仕組んだのが現在の若者の無気力(てか、事なかれ主義)の原因なのである。とはいっても、それに抗おうとはせずに、別の路線から世界を席巻する国になろうとして頑張ったからこそ、オイルショック前まで経済は急成長し、更に80年代後半から90年代初頭までのバブル期には、世界のトップ企業として日本企業が席巻したのである。が、阪神大震災以降、完全に日本は停滞したままになった。そう、ここで“学歴社会”の弊害が出る様になった訳である。
有能な奴隷が欲しかったから、教育そのものもそういう風なのが“常識”となった。その虚しさを、子ども達は肌で感じているから、でも、誰も自分の意見を“聞いてくれない”から、陰湿な事件が蔓延る事になる。そんな世界を望んだのは…そう、イイ歳した“大人達”自身である。