エクウステーション 2011年3月号

競馬ファンの皆様、こんばんは。また、迷馬さんが昨日、寝ぼけて更新作業を間違えた為、今月の“エクステ”が今日になりました事、そして、今月はノブさんが“特別企画”の準備の為に、今月は欠席という事になりました。お詫び申し上げます。
さて、久々に俺、シン一人で今月の“エクステ”を進行させていただきます。まずは、2月21日に飛び込んだビックニュースです。アメリカのブリーダーズカップ協会からの提案で、今年から宝塚記念(G1)が“ブリーダーズカップチャレンジ”の対象競走となり、優勝馬はブリーダーズカップターフ(G1:芝2,400m)への優先出走権などの特典が受けられる様になりました。つまり、BC登録(種牡馬・産駒登録)を受けている日本馬は、このレースに勝てば、自動的にその年のCBターフへの優先出走権獲得の他、出走登録費の免除や輸送費の助成を受ける事ができる…という事なんです。背景的には、サンデーサイレンス系種牡馬を、できるだけアメリカへ輸入したいという事が大きいかと思いますが、近年の日本馬の調教レベルの高さが、米国競馬最高峰のレースへの挑戦を可能にさせたと言っても過言ではないと思います。なお、BCターフ優勝馬には、JRAの方からジャパンカップ(G1:東京競馬場・芝2,400m)への優先出走権が付与されるとの事です。

次の話題は、京都競馬場の最寄駅、京阪淀駅の高架化完了のお知らせです。現在、大阪方面行きのホームは2009年9月の場外発売時から利用できる様になっていますが、5月28日(第3回京都競馬11日目)の始発から京都方面行きのホームも高架へ切り替わる事になり、これにより、京都競馬場と淀駅が直結する事になりました。今までですと、大阪から乗車した場合、淀駅から京都競馬場の1号門まで5分程、狭い路地を大人数で占拠する様な状態でしたが、今回の高架化により、雨具を持っていなくても、濡れる事無くスタンドまで移動する事が可能になるだけでなく、周辺にある3カ所の踏切が廃止になる為、開催時の慢性的な交通渋滞が緩和され、鉄道運行の安全を確保でき、周辺環境もかなり改善されるモノと思われます。
次の話題は、2月27日の阪神競馬2日目6Rで、スマートオーシャンの走路妨害として6着入線後12着に降着となった処分について、鞍上の幸(みゆき)英明騎手が処分不服の申し立てを行いましたが、裁定の結果棄却となり、3月5日から13日までの騎乗停止処分が確定となりました。また、2月26日第2回小倉競馬12Rで、メジロガストン騎乗の黛(まゆずみ)弘人騎手が、ゴール手前で馬を追う動作をしなかった(油断騎乗)として、2月27日から3月28日までの騎乗停止処分となりました。この件に関しては、ノブさんの特別企画内で、詳しく取り上げさせていただきます。
最後に訃報です。1997年のダービー馬、サニーブライアンが3月3日に、繋養先のうらかわ優駿ビレッジAERUで疝痛のため死亡しました。2007年に種牡馬を引退後、功労馬という事で故郷の浦河町にある、この施設で繋養されていて、観光客からも人気を集めていたそうです。ご冥福をお祈りします。

という訳で、今月はこれで失礼いたします。なお、来週7日より14日までは、ノブさん担当の“命日企画”をお送りします。今年も準備を整えて、いろいろやるみたいですよ。そちらの方もお楽しみに。お相手は俺、シンでした。